イ・ウン の最新ニュースまとめ
17日、ヘラルド経済の取材によると、日の出行事で有名だった地方自治体が相次いで関連行事を全面的に取り消し、安全管理体制に転換している。
前日、チョルラナムド(全羅南道)ヘナム(海南)郡は31日と来年1月1日に予定されていた年越し・日の出行事を人波事故の恐れにより中止にした。郡は行事がなくても日の出を見るために集まる人出の安全管理対策を行う。タンクッ展望台などの観光地は開放し、人波が一度に集中しないよう周辺に安全要員を配置する計画だ。
‘ホミコッ(虎尾串)日の出祭り’で有名なポハン(浦項)市も今年は行事を中止することにした。市は数万人の市民と観光客が一度に集まらないよう、虎尾串日の出広場の一部を統制し、安全要員を配置して適正人員だけが広場に入れるよう管理する計画だ。ドローンを活用した密集度管理も推進する。
その他、カンウォンド(江原道)トンヘ(東海)、ウルジン(蔚珍)郡、ヨンドク(盈徳)、テジョン(大田)など、全国各地で日の出関連の祭りを全面的に中止にした。ただし、カンヌン(江陵)キョンポデ(鏡浦臺)とチョンドンジン(正東津)ではコロナで中断されていた日の出イベントを3年ぶりに再開する。
このような知らせが相次いで聞こえてくると、一部では‘梨泰院惨事’に責任を転嫁し、犠牲者に対する誹謗(ひぼう)など、2次加害をしている。あるネットユーザーは「1か月前に予約をしたのに、旅行計画が狂ってしまった、今、何人が被害を受けているのか」と非難した。
犠牲者遺族たちの苦痛は大きくなっている。ある犠牲者遺族は「(惨事の)責任を犠牲者に転嫁する見方に惨憺(さんたん)たる気持ちだ」と吐露した。最近、自ら命を絶った梨泰院惨事生存者の両親は「オンラインでの悪質コメントに(子どもが)大きなストレスを受けた」と述べた。
梨泰院惨事の犠牲者に対する2次加害は度を越して警察捜査につながった場合もある。警察などによると、ソウル警察庁サイバー犯罪捜査隊は情報通信網利用促進および情報保護などに関する法律(不法情報の流通禁止など)違反の容疑で被疑者4人を検察に送致した。インチョン(仁川)警察庁も30代の男性を同じ容疑で送致した。彼らちは梨泰院惨事の犠牲者に対する悪口や誹謗をオンラインに掲示していた。
コングク(建国)大学警察学科のイ・ウンヒョク教授は「2次加害をする人たちの心理の底には自分たちの行動に正当性と公益性を付与している。正義具現をするという自らの考えでそのような行動をする」と分析した。
Copyright(C) herald wowkorea.jp 83