米ドル価格が下落し、金の価格を引き上げている。金の価格は通常、米ドルとは逆に動く。
米国の景気減速への懸念も、安全資産である金の魅力を浮き彫りにしている。10月の消費者物価指数(CPI)に続き、生産者物価指数(PPI)が市場展望値より低くなったためだ。ゴールドマンサックスは個人消費支出(PCE)物価指数上昇率が来年末には2.9%水準に急激に下がりかねないと展望した。
金価格が上昇し、銀価格も同時に上昇している。また、安全資産ではないが、産業用原材料の銅価格も高騰している。 銅は景気の流れを予測できるため「ドクターカッパー」とも呼ばれる。米国の景気鈍化の憂慮は大きくなる反面、中国の景気が回復するという期待が作用した影響と見られる。
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