韓国統計庁は26日、先のような内容の「2022北朝鮮の主要統計指標」を発表した。
北朝鮮は昨年、前年対比の実質GDP(国内総生産)成長率がマイナス0.1%を記録し、2020年のマイナス4.5%につづく2年連続のマイナス成長である。
これは「対北制裁の影響を受けていた北朝鮮経済が、新型コロナウイルス感染症事態以降、国境封鎖政策により一層困難な状況に直面したためだ」というのが、韓国統計庁の分析である。
一方、世界の経済成長率が2020年のマイナス3.3%から2021年には5.8%に反騰し、韓国の成長率も2020年のマイナス0.7%から2021年には4.1%のプラスに転換されたこととは対照的である。
北朝鮮の昨年における名目GDPは35兆9000億ウォン(約3兆7323億円)、名目GNIは36兆3000億ウォン(約3兆7739億円)であった。これは、韓国の名目GDP2071兆7000億ウォン(約215兆3803億円)、名目GNI2094兆7000億ウォン(約217兆7714億円)のそれぞれ58分の1の水準である。
北朝鮮の1人あたりのGNIは142万3000ウォン(約14万7938円)であった。韓国は4048万2000ウォン(約420万8633円)で、北朝鮮の28倍である。南北の1人あたりの所得格差は拡がり続けている。
北朝鮮の昨年における貿易総額は7億1000万ドル(約941億8540万円)で、前年より17.3%減少した。これは、韓国の1兆2595億ドル(約167兆796億円)の0.1%の水準である。
北朝鮮の昨年における人口は2548万人で、韓国(5175万人)の約半分である。韓国は昨年初めて人口が前年対比で減少したが、北朝鮮の人口は増加し続けている。
北朝鮮の期待寿命は男性67.0歳・女性73.8歳で、韓国の男性80.9歳・女性86.8歳より13歳ほど短い。
北朝鮮の食品1人あたりの一日のエネルギー供給量は2097キロカロリー(2019年基準)で、韓国(3063キロカロリー)の68.5%の水準である。
北朝鮮の発電電力量は255億kWh(キロワット時)で、韓国(5768kWh)の23分の1の水準である。
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