5人が死亡した防音トンネルの火災…被害が拡大した原因は?=韓国(画像提供:wowkorea)
5人が死亡した防音トンネルの火災…被害が拡大した原因は?=韓国(画像提供:wowkorea)
5人の死亡者を出した第2キョンイン(京仁)高速道路キョンギ(京畿)クァチョン(果川)区間の火災と関連し、最初に火が出たトラックの運転手は走行途中に火が出たと話した。運転手はこれほど大きな火災になるとは思わなかったと話しているという。

30日京畿ナムブ(南部)警察庁の第2京仁高速道路火災事故捜査本部によると、警察はきのう、この火災事故の発火点とみられる5トン廃棄物回収トラックの運転手から「運転中に突然、空気が破裂する『パン』という音が出た後、火災が発生した」という陳述を確保した。

運転手は警察の調査で、「トラックの助手席の下から火が出て、車を下位車線(第3車線)に停車し消火器で火を消そうと試みた」とし、「しかし火が消えなかったので退避した」と話しているという。

火はポリメタクリル酸メチル(PMMA)の素材で作られた防音トンネルの壁に燃え移り、多量の煙・有毒ガスと共に急速に拡散した。この防音トンネルは不燃素材ではなく、火災に弱かった。

トラックはきのう午後1時49分ごろ、第2京仁高速道路の防音トンネルをアニャン(安養)→ソンナム(城南)方向に運行する途中で突然、エンジンルームの方から火が出た。トラックはトンネルの入り口地点から約280メートルを走行した後に火が出たため停止した。

火は約2時間後の午後4時12分に完全に鎮火した。この火災により防音トンネルの大部分とトンネル内にいた車45台が全焼した。防音トンネルは全長830メートルで、約600メートルの区間が消失したとみられる。

火災で燃えた車のほとんどは最初に火が出たトラックとは反対車線の城南→安養方向の車線を走行していた。死亡者5人もすべてトラックとは反対車線にいた車から発見された。乗用車2台からそれぞれ1人、別の乗用車1台から2人、SUV車1台から1人だ。負傷者37人のうち3人は顔にやけどを負うなどの重症だ。

警察はきょう中にトラックの運転手に対する2次調査を行う予定だ。また、運転手の陳述をはじめ周辺のCCTV(防犯カメラ)および車両のブラックボックスなどを通じ事故当時の様子を調査する方針だ。
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