中国内の新型コロナ急増に対し、EUは「入国規制の導入はまだ必要ない」と伝えた(画像提供:wowkorea)
中国内の新型コロナ急増に対し、EUは「入国規制の導入はまだ必要ない」と伝えた(画像提供:wowkorea)
「中国では、新型コロナウイルスによる死者が一日に9000人に達する」という分析が公開された。

29日(現地時間)保健データ企業“エアインフィニティ”は「中国で毎日約9000人が新型コロナにより死亡し、今月1日から現在までの累計死者は10万人に達するだろう」と推定した。この企業は「中国政府が感染者の統計発表を中断する前に収集したデータを基に、今月に入り中国で約1860万人の新型コロナ感染者が発生したものとみられる」と明らかにした。

この企業は「中国の新型コロナの状況は、来月にピークを迎えるだろう」と予測した。具体的には「来月13日に一日370万人の新型コロナ感染者が発生し、来月23日には一日に2万5000人が死亡するだろう」と予測した。また「来年の4月までに中国全域で、新型コロナの累計死者数は170万人を記録するだろう」と伝えた。

一方、中国の「ウィズコロナ」転換と新型コロナの急増により、感染の拡散を懸念している各国の「入国規制」が次々と打ち出される中、EU(ヨーロッパ連合)は「中国に対する入国規制の導入はまだ必要ない」として、共同対応に慎重な姿勢を示している。EU加盟国であるイタリアは前日「中国からの入国者たちに対する新型コロナ検査を義務化することにした」と発表し、他のEU加盟国にも呼び掛けている。

欧州疾病予防管理センター(ECDC)はこの日の声明で「中国内の新型コロナ急増でも、中国旅行客への義務的な新型コロナ検査の審査導入は不当だ」と指摘した。

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