【ソウル聯合ニュース】韓国の情報機関・国家情報院(国情院)は5日の国会情報委員会で、先月韓国に侵入した北朝鮮の無人機について、ソウル・竜山の大統領室庁舎を撮影した可能性を排除できないとの認識を示した。同委幹事を務める最大野党「共に民主党」の尹建永(ユン・ゴニョン)議員が記者団に明らかにした。 尹氏によると、国情院は航跡を調査した結果、飛行禁止区域を通過したことを確認したと報告した。飛行禁止区域は大統領室と国防部の庁舎を中心とする半径3.7キロの区域を指す。また、韓国に侵入した無人機はこれまでの発表通り5機だったと伝えた。 北朝鮮は現在、1~6メートル級の小型機を中心に約20種、500機の無人機を保有しているという。遠距離撮影用の中大型無人機の開発動向も確認されたものの、まだ初期段階であるとし、関連動向を注視していると報告した。
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