尹大統領のUAE歴訪で、両国企業が24件のMOUを締結…契約成立すれば61億ドルの成果

ユン・ソギョル（尹錫悦）大統領のアラブ首長国連邦（UAE）歴訪をきっかけに、両国の企業が1件の事業契約と契約に先立つ23件の了解覚書（MOU）を結んだ。契約が成立すれば61億ドル（約7854億円）の事業成果が期待される。

16日（現地時間）韓国産業通商資源部（部は省に相当）によると、韓国貿易協会とUAEアブダビ商工会議所は16日、UAEのリクソス・マリーナホテルで「韓・UAEビジネスフォーラム」を開き、この席で両国の企業が計24件の契約・MOUを交わした。

韓国石油公社はアブダビ国営石油会社（ADNOC）と低炭素水素・アンモニア共同生産のための戦略的パートナーシップMOUを締結した。「サムスン物産」は現地の2社と水素と新・再生エネルギー事業、送電・ガス発電事業を推進することにした。

「（株）Medytox」はドバイの科学公園にバイオ完成品生産工場の建設を推進し、「MEGAZONE CLOUD（株）」は統合デジタルサービスの中東進出に乗り出す。

防衛産業分野では、「ケイテック（株）」が現地企業「Caracal社」と契約を結んだ。「現代重工業」と「LIGネクスワン」も品目は公開しなかったものの現地企業とMOUを締結した。

これらのMOUが実際の契約につながれば、計61億ドル規模の現地輸出・投資が実現するというのが産業部の説明だ。

24件の契約とMOUのほかにも韓国貿易協会、大韓商工会議所などの経済団体と「サムスン電子」、「現代自動車」など国内の主な企業関係者約320人が出席し、現地政府・企業関係者と協力方案を議論した。