18日、自由アジア放送(RFA)の報道によると、ツイッターでアカウント「ZachXBT」を使用した暗号通貨専門家は、「Lazarus」グループが去る13〜14日の2日間、暗号通貨の一種であるイーサリアム 4万1000個を暗号通貨取引所3か所に移したという。これは、およそ6400万ドル(約82億円)規模だ。
北朝鮮のハッカー集団が今回転送を試みた資金は、昨年6月米国のブロックチェーン技術企業「Harmony」から奪取した米ドル1億ドル相当の暗号通貨の一部だ。「Harmony」は個人間の金融サイトなどに使用するブロックチェーン、即時暗号通貨のデータ分散処理技術を開発する企業だ。
北朝鮮ハッカーらが暗号通貨の転送を試みた取引所のうち「Binance」のチャンポン・ジャオ代表は、自身のSNSを通して「われわれはHarmonyのハッキング資金に対する動きを感知した」としたうえで、「ハッカーはBinanceを通して資金洗浄を試み、われわれは預金される前にハッカーの口座を凍結した」と説明。
また「ハッカーらが今回、また別の暗号通貨取引所『Huobi』を利用したが、われわれはHuobi側と協力してハッカーの口座を凍結した」と明かした。
チャンポン・ジャオ代表は、米ドルでおよそ260万ドル相当の124ビットコインを回収したとし、ハッカーらが既存に奪取していたイーサリアムは「ビットコインに変えた」と示唆した。
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