李氏がキョンギド(京畿道)知事時代、初代秘書室長を務めたチョン某氏が9日、自宅で死亡した。遺書には検察の捜査対象になって悔しいことや、李氏に対して、もう政治からは離れ、これ以上犠牲を出さないようにといった内容が書かれてあったという。
それにもかかわらず、李氏は11日、ソウルで開かれる元徴用工解決のための市民集会に、党の指導部を同行して参加する意向を示した。強硬派の支持者を結集させて、最近の党内対立を収め、自身の法的リスクを隠すために、街頭闘争を続けるものとみられる。
このような李氏の行動に対して、李氏が自ら責任を負わなければならないという声も上がっている。
韓国メディア「ヘラルド経済新聞」によると、同党のユン・ヨンチャン(尹永燦)国会議員が10日、自身のSNSを通じて、「李代表が言ったように検察の無理な捜査のためなら、早急に明らかにする必要がある。しかし、李代表本人または周辺の人たちから、亡くなった人に負担をかけたなら、代表が責任を負わなければならない。10数年間、自分のために働いた人だ。道義的な責任を負って当然」と語った。
ソウル経済新聞は11日付の社説で、「今からでも李代表は検察のせいにしたり、周辺の人たちに責任を転嫁する行動をやめ、すべての責任は最終意思決定権者である私が負うというような、姿勢を示すべきだ。今は野外闘争などを止め、責任を痛感しながら自粛する時」と忠告した。
京郷新聞も、李氏が10日に予定されていた日程を取り消し、側近の死を検察の捜査のせいにし、自分には責任がないという趣旨の発言をしたことについて、「しかし市民たちは、李代表の周辺で関係者が相次いで亡くなっていることについて、理解できないと思っている」と指摘した。
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