完成車各社が発表した販売台数の資料を集計した。仏ルノー、日本の日産自動車、三菱自動車の3社連合(615万7000台)が4位、米ゼネラル・モーターズ(GM、593万9000台)が5位と続いた。
現代自グループの世界販売ランキングはこの20年あまり、上昇を重ねた。00年の10位から着実に順位を上げ、10年には米フォード・モーターを抑えて5位に浮上。各メーカーが激しい競争を繰り広げるなか、5位から脱却できずにいたが、新型コロナウイルスの流行が広がった20年に4位に入った。翌年の21年は再び5位に後退したが、22年は順位を二つ上げた。
現代自グループの22年の世界販売台数は前年比2.7%増加し、上位5位以内のメーカーで唯一、販売を伸ばした。車載半導体の不足などが響き、トヨタは0.1%減、VWは1.1%減、日仏の3社連合は14.1%減、GMは5.7%減となった。
現代自グループの躍進には、半導体不足による各メーカーの生産停滞が逆説的に一役買ったと評価される。高級ブランド「ジェネシス」の販売増加や電気自動車(EV)をはじめとするエコカー市場を先導していくファーストムーバー(最初の行動者)戦略も、順位上昇の要因と分析される。
22年は海外市場での成果が目立った。現代自グループの米国市場のシェアは22年に10.8%と初めて10%台に乗り、欧州ではシェア9.4%で過去最高を記録した。
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