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同通信によると、金正恩氏は「わが国が核を保有する国という事実だけでは戦争を実際に抑止することができない」と述べ、「実地で敵に攻撃を加えることができる手段として、いつだろうと敵を恐れさせ迅速正確に稼働できる核攻撃態勢を完備する時こそ、戦争抑止の重大な戦略的使命を果たせる」と強調した。
訓練初日の18日には「戦術核武力に対する指揮および管理統制運用体系の信頼性」を確認した。核攻撃の手続きなどの熟練を目的とする訓練を繰り返した。
2日目の19日午前には戦術核攻撃を想定した弾道ミサイル発射訓練を行った。北西部の平安北道鉄山郡から発射された戦術弾道ミサイルは800キロ先に設定された朝鮮半島東の東海上の目標上空で正確に空中爆発し、これにより弾頭の核爆発操縦装置と起爆装置の動作の信頼性が今一度検証されたという。
朝鮮中央通信は、韓米が軍事演習を拡大し米軍の核戦略装備が韓国に投入されている緊張した情勢の中で今回の訓練が行われたと伝えた。
韓国軍合同参謀本部は19日、北朝鮮が同日午前11時5分ごろ、平安北道・東倉里付近から東海に向けて短距離弾道ミサイル1発を発射したと発表した。ミサイルは約800キロ飛行して東海に落下した。韓米は合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾、FS)」を進めており、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したのは米軍の戦略爆撃機B1Bが朝鮮半島の作戦区域に入る直前だった。
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