転校して19日後に元の学校に戻った校内暴力の中学生、なぜ?=韓国(画像提供:wowkorea)
転校して19日後に元の学校に戻った校内暴力の中学生、なぜ?=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国で、当局の行政ミスにより校内暴力を犯した中学生が他の学校に転校したものの、元の学校に戻ってくることになった。これにより、被害生徒が恐怖を訴えている。

31日、キョンギド(京畿道)教育庁などによると、道内のある中学校に通うA君は昨年、同校の女子生徒にセクハラ発言をして学校暴力対策自治委員会で被害生徒との接触や脅迫などの禁止(2号)と校内奉仕(3号)の6時間措置に処された。

措置履行期間は同年12月31日までだった。

その後、A君の両親は教育環境を変えて肯定的な変化を求めて、今年3月2日に息子を近隣の他の中学校に転校させた。

しかし、A君は19日後の今月21日、元の学校に戻らなければならなくなった。A君が転校した学校側で、A君の校内暴力措置事項である校内奉仕6時間のうち、2時間を期間内に履行しなかった事実を確認して学籍変動を取り消し、転校が無効になったためだ。

A君が元々通っていた学校側は、校内暴力の措置事項を履行していない状態で転校手続きを踏ませたのは行政ミスだと釈明したという。また、A君が学校にきちんと出てこなかったうえ、校内奉仕をしろという教師の指示に従わなかったため、措置事項がなされなかったと述べた。

当初、A君は校内暴力による懲戒ではなく自発的に転校したのだが、学校側のミスで再び元の学校に戻ることになり、被害を受けた女子生徒は恐怖を訴えているという。特に、A君は元の学校に戻るやいなや、2件の校内暴力をさらに行い、校内暴力委員会の審議を控えている。

この学校関係者は「新しい校内暴力事案については校内暴力委員会で審議し、適切な措置を下して履行されるようにする」と述べた。

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