キョンギ(京畿)南部警察庁のサイバー捜査隊によると、韓国国内のある男性ユーチューバーがタイの風俗店と思われる場所でタイ人女性たちと性行為をする動画を撮ってユーチューブにアップロードしているという情報提供を受けて、警察では事実関係を確認している。
この映像には同ユーチューバーの振込先口座番号も表示されていたとされる。
警察は問題の映像をアップロードしたユーチューバーの身元と所在地を特定し、情報通信網法やわいせつ物流布の容疑を適用できるかどうかについて法律の検討を進めている。
警察関係者は「同ユーチューバーがアップロードした動画の内容がわいせつ物であるかについて、関連判例を検討中」とし、「犯罪行為が特定され次第立件する方針」と述べた。
先立って現地メディアのブライトTVは、韓国人ユーチューバーチャンネルにはタイ人女性を撮影した低俗な映像が多くあると報道している。
報道によると、被害女性は帰宅途中に韓国人男性が生配信をしながら近づいて来て、酒を飲もうと誘ってきたと話し、断ってカメラをさえぎったが、ずっと追いかけて来て恐怖を感じたと語った。
また、この女性は韓国人の男性ユーチューバーが自分の体を撮影するのを見て不安だったと話し、拒絶したにもかかわらず引き続きSNSの連絡先を交換しようと話しかけてきたと付け加えた。
この女性は有名インフルエンサーで、自分が経験したことをSNSに掲載し、この事実はさらに拡散された。
被害女性は「拒絶の意思を明確に示したにもかかわらず、同ユーチューバーがカメラを突きつけて追いかけて来て恐怖を感じた」と話した。また「あとでこのユーチューバーのチャンネルを確認したところ、タイ人女性を相手にしたセクハラが横行していた」と語り、「韓国人のユーチューバーに気をつけろ」との言葉も添えた。
この事態が物議を醸し、3月29日に駐タイ韓国大使館はホームページを通じて「インターネット個人放送撮影など関連留意事項についての案内」という題名の公示を更新した。
大使館は「最近タイで韓国国民がインターネットの動画配信で現地の通行人を無断で撮影するなど物議を醸し、タイのメディアに報道される事例があり、注意が求められている」とし、「インターネットで動画を配信する際、現地人を対象に街頭で女性に声をかけたり風俗店を探訪する放送コンテンツはタイ人に対する卑下などの問題になりかねず、同意を得ない撮影などは個人情報保護および肖像権侵害などによりタイ国内で処罰される可能性がある」と警告した。
また、大使館は「タイで大麻に関連した映像をアップロードし、他人に広報する行為と判断された場合、韓国の国内法『麻薬類管理に関する法律』により処罰される可能性があることに留意してほしい」と強調した。
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