韓国のスマホ販売台数。左から市場全体、サムスン、アップル、その他(画像提供:wowkorea)
韓国のスマホ販売台数。左から市場全体、サムスン、アップル、その他(画像提供:wowkorea)
香港の市場調査会社、カウンターポイント・リサーチによると昨年、韓国のスマホ市場の規模はインフレや景気停滞が拡大した影響を受け、前年比6%縮小した。

「サムスン電子」による、昨年下半期の主力モデル「ギャラクシーZフリップ4」も販売量が増えておらず、中・低価格帯を中心に需要が委縮。昨年の販売台数は2%減少した。

一方、米「アップル」は新製品の「iPhone 14」シリーズが中国で供給が滞ったにも関わらず、前年とほぼ同水準の0.4%減にとどまった。

販売台数が最大だった製品は「ギャラクシーS22ウルトラ」だった。2位は「ギャラクシーZフリップ4」、3位は「ギャラクシーS22 5G」、4位はアップルの「iPhone13」。上位10モデルのうち、「iPhone13」以外はすべてサムスン電子製品が占めた。

カウンターポイント・リサーチのシン・ギョンファン研究員は「ことし1~3月期に『iPhone14』と『iPhone Pro Max』の需要が比較的高かったことから、アップルのシェアも前年に比べ高くなるとみられる。一方のサムスン電子は、中・低価格スマホが苦戦を続けている。ことしは上半期まで景気停滞が続くことで、とくに中・低価格スマホを中心に需要が委縮し、韓国のスマホ市場が前年に比べ大きく成長することはないだろう」と話した。


Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 101