高級ブランド韓国支社による2022年の売上高増加率(単位は%)。左からプラダ、ディオール、ティファニー、エルメス、ロレックス、ルイ・ヴィトン(画像提供:wowkorea)
高級ブランド韓国支社による2022年の売上高増加率(単位は%)。左からプラダ、ディオール、ティファニー、エルメス、ロレックス、ルイ・ヴィトン(画像提供:wowkorea)
韓国金融監督院によると、フランスの高級ブランド「ルイ・ヴィトン」の商品を販売するルイ・ヴィトン・コリアの昨年の売上高が1兆6922億ウォン(約1717兆8029億円)に達した。前年比15.3%の増加となる。営業利益は24.6%増の4177億ウォン(約424億0198万円)。

昨年、全体的な物価上昇と高金利、ウォン安で消費者心理が委縮したにも関わらず、高級ブランドを好む傾向は強まっている。韓国統計庁によると、2022年の消費者物価指数は107.71で前年比5.1%増加し、7.5%上昇した1998年の韓国通貨危機以降、最高水準を記録した。

一方で高級ブランドを取り扱う企業は、昨年にも相次ぎ価格を引き上げた。「ルイ・ヴィトン」は昨年2月と10月の2回にわたり価格を引き上げている。同ブランドが10月、「エルメス」を意識して発表したバッグ「カプシーヌMM」の価格は、955万ウォン(約97万円)から984万ウォン(約100万円)へと、3%上昇した。

それでも高級ブランドを好む傾向は、ことしも続く見込みだ。流通業界の関係者は「昨今10代の若者も高級ブランドを好んで購入する。高級ブランドはぜいたく品ではなく自身の価値をより引き上げるアイテムと考えられているため」と分析した。


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