原油価格の上昇傾向が続く…来週以降、国際原油価格の下落効果反映=韓国(画像提供:wowkorea)
原油価格の上昇傾向が続く…来週以降、国際原油価格の下落効果反映=韓国(画像提供:wowkorea)
国際原油価格が下落しているにもかかわらず、韓国ではガソリンスタンドのガソリンと軽油の販売価格は上昇し続けている。

 22日、韓国石油公社の原油価格情報システム「オフィネット」によると、4月第3週(16~20日)の全国ガソリンスタンドのレギュラーガソリン平均販売価格は1リットル当たり1659.8ウォン(約167円)で、前週より28.7ウォン(約2.8円)値上がりした。ガソリン価格は週間単位で3週間上昇している。

 全国でガソリンが最も高いソウルの今週のガソリン平均価格は1744ウォン(約178円)で、前週より33.9ウォン(約3.4円)上昇した。最安値地域の光州は1636.2ウォン(約165円)で、前週より26.8ウォン(約2.7円)上昇した。

 商品別では、GSカルテックスガソリンスタンドが1リットル当たり1669.9ウォン(約168円)で最も高く、アルトゥル(節約)ガソリンスタンドは1624.9ウォン(約163円)で最も安かった。

 今週の軽油平均販売価格は1546.3ウォン(約155円)で、前週より12ウォン(約1.2円)上がった。軽油の販売価格は20週連続で下落したが、先週から2週連続上昇している。

 今月初めから上昇傾向を見せてきた国際原油価格は、今週下落に転じた。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国協議体である「OPECプラス」の減産決定の影響からだ。

 米国のガソリン在庫増加や、主要7か国(G7)のロシア原油価格上限線維持措置なども、原油価格の下落に転じた原因にあげられる。

 輸入原油価格の基準となるドバイ油の今週の平均価格は84ウォンで、前週より1.7ドル下がった。国際ガソリンの平均価格は5.6ドル下がった95.2ドル、国際自動車用軽油価格は3.4ドル下がった97.8ドルだった。

 業界では国際原油価格の下落分が反映される来週から、ガソリンと軽油の販売価格の上昇傾向が止まるものとみている。
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