同グループは、「グローバル景気後退の影響で、第1四半期の全体的な売上高と利益がいずれも下落した」と述べた。 韓国内デパート、eコマースチャンネルでは売上が増えたが、中国での売上減少が影響したとの説明だ。
主力子会社であるアモーレパシフィックの韓国内事業は、前年比24.6%下落した5522億ウォンの売上を記録した。デパートとマルチブランドショップ、純粋な国内化粧品e-コマースチャンネルでは売上が増加したが、免税チャンネルの売上減少で売上高が減った。営業利益も免税売上の下落と製品ポートフォリオの再編などの影響で60.8%減少し、644億ウォンとなった。
同社の海外事業も、中国の売上減少によるアジアの業績低下で前年比16.8%減った3494億ウォンの売上高を記録した。営業利益も前年比36.9%減少した。
ただ、昨年に続き北米で売上が80%成長した。EMEA(欧州・中東・アフリカ)地域でも売上が94%の高成長を見せた。特に北米ではラネージュが「リップスリーピングマスク」トラベルキットの販売好調とLAポップアップストアの運営効果で持続的な成長を示した。雪華秀もティルダ・スウィントンをグローバルアンバサダーに選定し、メトロポリタン美術館とパートナーシップを結ぶなど、顧客とのコミュニケーションを強化した。
主要な子会社は、主力製品や成長チャンネルに集中し、売上高と利益が全般的に改善される様子を見せた。
イニスフリーは667億ウォンの売上高を上げ、前年同期比7.1%減少したが、チャンネル再編など収益性改善活動の結果、営業利益は57億ウォンで67.5%増加した。
エチュードはアイメイクアップ新規企画セットやYouTuberチョ・ヒョジンと共同開発した新製品が販売好調を示し、283億ウォンの売上高と53億ウォンの営業利益を記録した。
エスポワールは韓国内eコマースとマルチブランドショップチャンネルに集中し、138億ウォンの売上高と7億ウォンの営業利益を記録した。アモスプロフェッショナルは主要な施術商品の販売が拡大され、195億ウォンの売上高で成長傾向を維持した。しかし、ブランドの魅力を強化するためのマーケティング費用の増加により、営業利益は17.1%減少した36億ウォンを記録した。
オソルロクは、直営モールとグローバルeコマースチャンネルで成長傾向を維持したが、済州ティーミュージアムリニューアルの工事やブランド投資の拡大で営業利益(21億ウォン)は51.3%下落した。
同グループは、今年「強いブランド構築」「グローバルビジネス高度化」「新しい成長機会の発掘」の推進戦略を実行中だ。主要ブランドの再編成、高機能・高効能商品の開発、新規カテゴリーの拡張に加え、北米・欧州などグローバルビジネス高度化作業に乗り出している。また、デジタルプラットフォームを活用した流通チャンネルの革新とビューティーテック研究を通じた新成長動力の発掘にも力を注ぐ計画だ。
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