企画財政部(諸外国の財務省に相当)のパン・ギソン第1次官は25日、フェアモントアンバサダーソウルで、アジアインフラ投資銀行(AIIB)のLudger Schuknecht事務総長と会い、韓国とAIIBの協力拡大方案を話し合った。AIIBは、インフラ投資を通じたアジア経済・社会発展および地域の連結性と地域間の協力増進のために2016年び公式発足した機構だ。106か国が会員国となり、韓国は創立会員国57か国のひとつだ。
パン次官は「AIIB投資事業により多くの韓国企業が参加し、産業銀行・輸出入銀行など韓国金融機関とAIIB間の協力がより拡大するように事務総長の関心と支援をお願いする」とし、「韓国訪問中に予定された韓国銀行総裁、産業銀行会長、輸出入銀行、KDI院長らとの面会を通して共同投資など、より多くの協力事業が発掘されることを願う」と明かした。
また、パン次官はAIIB内のさまざまな分野で韓国人の採用が拡大することを希望すると伝え、「たくさんの韓国の若者が、AIIBに関心を持つことができるように国際機構の採用説明会にAIIBも積極的に参加してほしい」と要請した。
パン次官は「韓国がAIIB内の5大株主として2017年の年次総会の韓国開催、特別基金の支援など、AIIBの成長に大きく寄与してきた」とした上で、「その地位にマッチするように近い将来、韓国人が副総裁の職を任されることを期待している」と述べた。
韓国は、AIIBの持分率3.9%で全体5位に位置している。納入資本金は7億5000ドル、約定資本金は37億4000ドル規模だ。
Ludger Schuknecht事務総長は、AIIB成長のための韓国の持続的な協力と寄与に謝意を表し、固有の開発経験と技術力を保有する韓国が、AIIB事業において開発途上国の持続可能な発展に寄与している点を高く評価。Schuknecht事務総長は「今後も韓国企業・金融機関との協力強化、韓国人の採用拡大、韓国研究機関との知識交流など韓国との協力をより強化していくことを望む」と明かした。
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