大邱東部警察署は27日午後、航空保安法違反などの容疑でイ某(33)氏に対する拘束令状を申請した。警察は「イ氏の犯行が重大で逃走の恐れがあり、身柄を確保する必要があると判断した」と令状申請理由を明らかにした。
イ氏は前日午後0時35分ごろ、済州空港発大邱空港行きアシアナ航空機で、着陸直前の非常ドアの出入口を強制的に開放した疑いを受けている。
済州から1人で搭乗したイ氏は、着陸直後、警察に緊急逮捕された。イ氏は前日、警察に緊急逮捕された後、一切陳述を拒否したが、警察の捜査が続くと、「最近失業しストレスが溜まっていた」、「飛行機着陸前に苦しくて早く降りたくなりドアを開けた」と述べたと伝えられた。
犯行当時、イ氏は非常ドアを開放し、隣の壁面にぶら下がるなど危険な行動を続けたが、乗務員と搭乗客によって制圧された。
航空機には194人が乗っており、乗客12人が呼吸困難を訴え、一部病院に移送された。
航空保安法23条によると、航空機内で非常ドア、脱出口、機器の操作をした乗客は、10年以下の懲役刑に処することができる。
国土交通部(国土交通省に相当)は、アシアナ航空を相手に機体欠陥や乗務員の安全手続き履行の有無などを調査している。
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