「共に民主党」のパク・ジュミン議員は1日、先ごろ警察の動労系集会に対する強硬な歩みをめぐり、対策を準備するための立法にでた。特に、ユン・ヒグン警察庁長が言及した散水車使用の可能性に対する源泉遮断対策に傍点を打った。

 パク議員はこの日午前、国会疎通館で記者会見を開き、このような趣旨の警察官職務執行法の改正案を代表発議する予定だと明かした。

 この法案は、警察の散水車使用範囲を「所要事態による緊急でやむを得ない場合」に厳格に制限する内容が骨子だ。また、散水車を集会デモの解散目的として使用することができず、散水車を使用する際には人に向かって直射散水を禁止し、催涙ガスなどほかの成分を混ぜて使用できないように規定した。

 パク議員は「国民の生命と身体に深刻は被害を与える、またほぼ殺傷武器と同じような散水車の使用を厳しく制限しなければならない」とし、「これは、国民の合意された意味であり、国民が主人である民主主義国家の責務だ。国連人権理事会韓国報告書でも『放水砲が集会参加者らに深刻な脅威を与える危険性を増加させる』と指摘している」として、立法趣旨を説明した。

 また「最近、政府与党の動きが尋常ではない。ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領は集会、デモを『違法』だと規定して強硬対応を要請し、これに応じないと5月31日、クァンヤン(光陽)ポスコ下請け労働組合ストライキで警察がデモ隊の頭にこん棒を振り落とした」とし、「多くの市民の血で達成してきた民主主義の歴史が退行する危機に陥った。尹政府の違憲的な試みを黙って見ていることはできない」と強調。

 その上で、パク議員は「尹政府は、国民の口をふさぐ独裁恐怖政治をするという心づもりでなければ、集会デモの自由を妨害して散水車で脅迫する違憲的な試みはすぐにやめるべきだ」と述べた。

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