とどまることを知らない円安…8年ぶりに800ウォン台=韓国報道(画像提供:wowkorea)
とどまることを知らない円安…8年ぶりに800ウォン台=韓国報道(画像提供:wowkorea)
円安が続く中、19日に円が対韓国ウォンで8年ぶりの安値を記録し、100円=800ウォン台に突入した。日本銀行が通貨緩和政策を継続している上、ウォン高も影響したものと分析されている。

この日のマーケットポイントによると、午前8時13分時点で円/ウォンの為替レートは100円当たり895.95ウォンをつけた。円/ウォンの為替レートが800ウォン台を記録したのは、2015年6月25日以降で初めてだ。円/ウォンの為替レートはソウル外国為替市場の開場以降上昇傾向が進み、900ウォン台前半で推移しているが、それでも依然として低い水準と評価されている。

米国連邦準備制度(Fed)など世界各国が通貨緊縮に入っても日本銀行は緩和政策を続けたことで円の価値が下がっている。特に16日に日本銀行の金融政策決定会議が追加での緩和の可能性を示唆し、さらに円安の流れを加速させた。

日銀はこの日の会議で満場一致で短期金利をマイナス0.1%に据え置きとすることを決め、長期金利指標である10年物国債金利の変動幅をこれまでと同じ「0%からプラスマイナス0.5%程度」に維持することに決めた。長期金利指標である10年物国債金利を0%レベルに誘導するため、国債を無制限に買い入れる収益率曲線制御(YCC)政策も現行通りに維持することを決めた。

このごろ、半導体市場の景況が回復する期待感に加えウォン高が進んでいることも円/ウォンの為替レートの下落圧力になっていると分析されている。

外国為替市場の専門家たちは、この円安の流れは当分続くとみている。NH先物のキム・スンヒョク研究員は「短期的には円安傾向が続く見込み」としながらも、「年末頃に日本銀行が緩和政策に対する立場を変えることで円高に転じるとみられる」と述べた。
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