タイタニック号を見に4000m潜水したタイタン、搭乗者5人が死亡(画像提供:wowkorea)
タイタニック号を見に4000m潜水したタイタン、搭乗者5人が死亡(画像提供:wowkorea)
北大西洋の水深4000m下に1912年沈没したタイタニック号を見に行った潜水艇「タイタン」の搭乗者5人が全員死亡したと、米沿岸警備隊が22日(現地時間)明らかにした。潜水艇運営会社オーシャンゲートも声明を通じて5人の死亡を確認した。

 沿岸警備隊は深海観光潜水艇タイタン失踪5日目のブリーフィングで、「タイタニック号沈没地点近くの海底1600フィート(約488m)で潜水艇の船尾カバーなどの残骸を発見した」と説明した。沿岸警備隊はタイタンが姿を消して以来、すべての利用可能な資源を総動員して捜索作業を行ってきた。しかし、広大な海の中で小さな潜水艇を見つけるのは非常に難しく、捜索は難航してきた。

 沿岸警備隊は「潜水艇で爆発事故が起きたと見られる」とし「正確な事実を確認するためには追加調査が必要だ」と付け加えた。

 タイタンの搭乗者はオーシャンゲートエクスペディションのストックトン・ラッシュ最高経営者(CEO)と英国の億万長者事業家ハミッシュ・ハーディング(59)、フランスのタイタニック号探査専門家であるポールアンリ・ナルジョレ(77)、パキスタン出身の英国人財閥シャーザダ・ダウード(48)とその息子スルマン(19)の5人だ。

 タイタンの1人当たりの搭乗料は25万ドル(約3,577万円)に達する。ただし契約書には「搭乗時に障害、負傷、トラウマ、死亡する可能性がある」と明示されていたという。母船と連結するケーブルなど安全装置をきちんと備えておらず、これまでもタイタンの深海観光をめぐって議論が起きてきた。
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