一時、米国内の購読者数が1200万人に達するほどの人気を誇ったにもかかわらず、印刷物衰退の波に耐えられなかった。
28日(現地時間)ワシントンポストによると、ナショナルジオグラフィックは4月に契約終了を通知された記者19人などを含め残っていた所属記者全員に解雇通知した。今後の記事はフリーランサーの記者と編集者に任せることにした。
雑誌を象徴する写真部門も、写真作家が現場で数か月間取材できるという内容の契約に減らし、縮小を決めた。
ナショナルジオグラフィックの人員削減は2015年21世紀フォックス社に買収されて以来、今回が4回目だ。2019年にはディズニーがフォックス社を買収し、昨年9月ナショナルジオグラフィック編集部門を改編し、編集者6人を解雇した。
また、来年からはコスト削減のために、印刷された雑誌を米国内の売店で販売しないという。
ナショナルジオグラフィックは1888年に米国国立地理学会が創刊した。これまで宇宙、深海、地球ミステリーなどを扱ってきたし、1980年代後半全盛期には米国内の購読者が1200万人、海外購読者は数百万人に達した。
ナショナルジオグラフィックはデジタルメディアの速いスピードの中で、数か月間の調査と取材を通じた写真、グラフィック、記事が主である職人の作品として残っていたとワシントンポストは評価した。
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