「ポケモンGO」開発会社ナイアンティック、大幅人員削減=韓国報道(画像提供:wowkorea)
「ポケモンGO」開発会社ナイアンティック、大幅人員削減=韓国報道(画像提供:wowkorea)
モバイルゲーム「ポケモンGO」開発会社の米国ナイアンティック(Niantic)が、大規模な人員削減を断行した。新型コロナウイルスパンデミックにより急増した売上が、減少傾向に戻ったためだ。

29日(現地時間)米経済専門メディアCNBCなどによると、ナイアンティックは職員230人を解雇すると発表した。昨年基準、ナイアンティックの職員が1050人だったのと比べると、全職員の20%以上を削減することになる。ナイアンティックは今回の人員削減とともにマーベルのIP(知的財産権)を通じて制作中だった新作ゲーム「ワールド・オブ・ヒーローズ」の発売を中止し、今年初めにリリースされた「NBAオールワールド」サービスも中断することにした。

ナイアンティックが強力な人員構成の調整に乗り出したのは、最近経営実績が後退しているためだ。ナイアンティック売上高は2019年6億7000万ドル(約970億円)から2020年9億1800万ドル(約1328億円)に増えたが、新型コロナを経て減少傾向から抜け出せていない。パンデミック期間に流入したユーザーが、日常復帰後離脱しているうえ、Google App Storeの広告政策変更により、広告収入にも打撃を受けたためだ。

ナイアンティックのジョン・ハンケ・最高経営者(CEO)は、従業員に送ったメールで今回の大規模人員削減について「新型コロナ期間の売上が急増し、われわれはより積極的に成長するため人材を拡大し、関連支出を増やした」とし「新型コロナ以後、収益はコロナ以前の水準に戻り、新しいゲーム・プラットフォームプロジェクトは投資に合う収益を出せずにいる」と説明した。

ナイアンティックは当面はキャッシュ・カウ(Cash Cow、収益創出願)であるポケモンGOに集中することにした。ハンケCEOは「ポケモンGOの収益性を維持し、持続できるゲームを作ることが最優先課題だ」と強調した。ただし、長期的には、混合現実(MR)機器や増強現実(AR)ガラス(眼鏡)開発などを通じて、活路を模索するというのが彼の計画だ。

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