国会はこの日の午後、本会議で「福島汚染水海洋放出計画の撤回および水産物の安全性と漁業者保護対策準備要求決議案に対する修正案」を議決した。これは27日に国会の農林畜産食品海洋水産委員会で議決された決議案の修正案だ。この表決には与党議員が退場した中で172人の議員が参加し、賛成171人、棄権1人で議決された。
この日通過した決議文には「福島原発事故は国際原子力事故等級(INES)の基準で人類史上最高の原発事故であるチェルノブイリ事故と同じ最高レベルの7等級に当たる大型事故に分類されている」との内容があり、「これは単なる汚染水ではなく核廃棄物を海に放流するもので、これによる海洋汚染は全人類に影響を及ぼす災害であり、未来の世代にも致命的な負担を与えかねず、放射能汚染水による直接的被害だけでなく、水産業は壊滅的な被害を受ける可能性が高い」と明記されている。
続いて「これに対して韓国国会は、福島原発事故で発生した放射能汚染水の処理について水産物など食の安全を含め、韓国国民の健康に害を及ぼしかねない日本政府のいかなる措置に対しても決して容認しないことを決議する」とし、5つの決議事項を掲げた。
5つの決議事項には、原発汚染水の海洋放出決定の糾弾および撤回、韓国政府による国際海洋法制提訴および暫定措置、韓国海域に対する放射能物質の監視拡大および予測の高度化、水産物消費促進方案の策定および漁業者に対する保護対策作り、国際原子力機関(IAEA)から独立した第3の専門家集団が原発汚染水検証の全過程に参加することなどを促す内容が盛り込まれている。
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