【ソウル聯合ニュース】韓国科学技術情報通信部は13日、2023年上半期(1~6月)の情報通信技術(ICT)分野の輸出額は849億5000万ドル(約11兆7700億円)だったと発表した。上半期として過去最高額を記録した前年同期に比べ30.6%減少した。 主力輸出品の半導体は不況が続き、昨年8月から11カ月連続で輸出が減少した。上半期の輸出額は439億3000万ドルで前年同期比36.8%落ち込んだ。半導体メモリーの輸出減少率が49.7%に達し、システムLSI(大規模集積回路)は17.5%減となった。 ディスプレーは国内企業の液晶事業撤退、テレビやスマートフォン(スマホ)などの消費低迷が響き、液晶製品の輸出額が40.5%、有機EL製品は23.3%、それぞれ減少した。 携帯電話の輸出額は完成品が36.3%、部品が12.6%、それぞれ減った。 主な国・地域別のICT輸出額も軒並みマイナスだった。減少率は最大輸出相手国の中国が36.5%、米国が31.2%、欧州連合(EU)が27.0%、ベトナムが22.8%、日本が12.2%。 上半期のICT輸入額は前年同期比8.4%減の682億ドルで、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は167億5000万ドルの黒字だった。 一方、6月のICT輸出額は160億6000万ドルで、6月として過去最高だった前年同月に比べ22.1%減少した。輸出額は12カ月連続でマイナスを記録している。 品目別の輸出減少率は半導体が27.9%、ディスプレーが11.1%、携帯電話が18.8%、コンピューター・周辺機器が48.7%、通信装備が3.3%。 6月のICT輸入額は前年同月比12.3%減の114億5000万ドルで、貿易収支は46億1000万ドルの黒字だった。黒字額は前年同月(75億5000万ドル)に比べ減少したが、前月(32億6000万ドル)は上回った。
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