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韓国外交部 ボーイスカウト祭典でTF設置・各国招き説明会
【ソウル聯合ニュース】韓国南西部の全羅北道・セマングムで開催中のボーイスカウト・ガールスカウトの祭典「世界スカウトジャンボリー」で熱中症患者が続出したことなどを受け、韓国外交部が4日、同問題に対応するタスクフォース(TF)を設置し、各国の大使館関係者を招いて説明会を行った。世界スカウトジャンボリーについては、国内外から安全を懸念する声が出ている。 外交部はタスクフォースについて、関係各国の公館との意思疎通強化と懸念事項への対応支援のために設置したと説明。呉ヨンジュ(オ・ヨンジュ)第2次官がトップを務めるという。 24時間体制でジャンボリー組織委と緊密に協力し、組織委と各国のコミュニケーションなどを支援する予定だ。 また同部の洪錫仁(ホン・ソクイン)公共外交大使は外交部庁舎に各国の公館の関係者を招き、政府が取っている措置を説明した。23カ国・地域の公館が出席したという。各国の要請により、来週も説明会が開かれる予定だ。 セマングムで開催中の世界スカウトジャンボリーには158カ国・地域から約4万3000人が参加している。 猛暑の影響で熱中症患者が続出したほか、キャンプ地の環境が劣悪などの指摘も相次いでいる。 自国民がジャンボリーに参加している各国の公館は状況を注視しており、このうち米国と英国は韓国政府と意思疎通中との立場を明らかにした。一部の欧州諸国は外交チャンネルを通じて懸念事項を伝えたという。 自国民約1500人が参加している日本大使館も、現地にいる日本人の安全確保のために関係機関と協力して情報を収集し、必要に応じて適切な措置を講じていくとの立場を示した。