輸出を品目別にみると、不況が続く半導体が前年同月比33.7%落ち込んだほか、ディスプレーが5.4%、携帯電話が19.6%、コンピューター・周辺機器が28.0%、通信装備が21.1%、そろって減少した。
7月の半導体の輸出額は75億4000万ドルで、12か月連続でマイナスとなった。
半導体メモリーは41.7%減の36億ドルで13か月連続の減少。DRAMとNAND型フラッシュメモリーの需要鈍化、在庫蓄積により固定取引価格の下落が続いたことが影響した。システムLSI(大規模集積回路)は25.9%減の34億7000万ドルで、7か月連続のマイナスだった。
携帯電話の輸出額は7億2000万ドルと、需要回復の遅れにより完成品(22.4%減)、部品(18.2%減)がそろって減少した。
主な国・地域別のICT輸出額をみると、日本向けが23.2%増と10か月ぶりに増加に転じた。半導体や2次電池の輸出が伸びた。
その他の主要国・地域向けの輸出はそろってマイナスだった。減少率は中国が27.7%、ベトナムが18.6%、米国が28.3%、欧州連合(EU)が24.9%。
7月のICT輸入額は前年同月比13.7%減の114億2000万ドルで、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は31億9000万ドルの黒字だった。
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