K-POP人気が高まる中、ファンの数も増えている。最近では、公演ごとにファンが寄付用の米を届けるなど心温まる活動も活発だ。しかしその反面で、過激ファンの行動が度を越えていると問題視されている。

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 K-POP歌手の公演会場に積まれた米も見慣れた光景だ。以前のような消耗品ではなく、スターに対する愛情も表現できて、さらに世の中の役にも立つという意味で、ファン文化の進歩ともいえる。ファンらはスターの名前でボランティア団体に寄付し、環境保護においては、スターとともに奉仕活動を行う。

 その一方で ファンの行き過ぎた愛情が、とんでもない形となって表れている。芸能人の公式スケジュールはもちろん、プライベートに至るまで、四六時中追いかける「私生ファン」の行動が度を越えている。

 先日、南米公演会場でグループ「JYJ」が記者会見を開き、数年前の一部のファンに対する暴行について頭を下げた。その内容は謝罪ではなく、「お願い」だった。自宅への無断侵入や車両追跡装置の設置、通話内容の流出などが被害事例だ。「JYJ」は過激な追っかけファンの監視から逃れ、少しでも人間的な生活を送りたいと訴えた。

 国内追っかけファンの過度な執着は単なるストーカーではなく、暴力に近い新たな社会問題に発展すると指摘されている。