ノ・ミヌ
ノ・ミヌ
ことし7月に軍生活を終えて除隊したノ・ミヌが、9月6日(木)東京・新宿ReNYにて、カムバックコンサート「MINUE Comeback Concert "Dream Baby Dream"」を開催した。

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 歌手、俳優として活躍し、韓国のみならず、日本、中国など海外でも多くのファンをもつノ・ミヌ。現在新しいアルバムの発売も準備中だとし、また俳優としての復帰にも期待が寄せられている。

 公演当日は、ノ・ミヌとの再会を待ちに待ったファンたちが駆けつけ、開演前から会場は熱気で包まれた。

 幕が開けると、ステージにはフリルシャツにジャケットを合わせ王子様のようなノ・ミヌの姿。幻想的な音色を奏でるノ・ミヌのピアノの音に、重低音のバンドサウンドが重なっていき、両手をバッと広げノ・ミヌが歌い出すと会場は瞬く間にヒートアップ。ギターを手にし、「The Midnight Romance」へ移ると、魅力的な視線を送り観客を釘付けにし、「GRAVITY(Pop ver.)」では、ゆったりとリズムに乗りながら、甘い歌声で会場を包み込む。

 「こんばんは。ミヌです」とあいさつすると、次の曲のコールアンドレスポンスを促し、ファンの揃った声に「そういう感じで、コーレスしてほしいです。みんなできる?」と優しい声で問いかけた。ファンたちが歓声で応えると「On my own」が始まった。ジャケットをはだけさせセクシーさを放ったり、バラを投げたりしながら歌い、ファンとのコールアンドレスポンスでは一体感が生まれた。

 「Snake eyes」では、ロック全開のエネルギー溢れるステージ。観客煽り、熱気を高めると、「We rock」へと続き、会場をさらに熱くした。「Take Me High」をのびやかに歌い上げると、穏やかな歌声で「I‘m Not OK」を届けた。

 ゼブラ柄のシャツに衣装チェンジして、再び登場したミヌは、「Trust Me」「Jupiter」と、バラード曲でファンの耳を癒した。情熱的なギターパフォーマンスを見せると、「Kill The Mind」を披露し、季節外れな「メリークリスマス!」と一言放ったノ・ミヌは、ウクレレを演奏しながら「Sorry」で会場を和やかな雰囲気に。

 歌い終わると「おかえり~」というファンの声に、「ただいま~」と返すノ・ミヌ。「2年間どうでした?」と問い、「久しぶりに会ったら、気合いがなくなったんじゃない?」とファンをいじりながらも、「ジャンプしなくてもいいんだよ。ジャンプが大事じゃなくて、心が大事!」だとフォロー。ノ・ミヌがファンの歓声を求めると、イヤモニを外し、大きな声で歓声を上げるファンの声をじっくりと確認。「ちょっと力が弱くなってるけど、ミヌがこれから戻してあげるよ!」と言い、コールアンドレスポンスを重ねると、「ちょっと戻ったね!(笑)」といたずらな笑顔を見せた。

 「次の曲はみんなのために歌った曲です。もしよければ、一緒に歌ってほしいなと思います」と言い、「Believe」がスタート。アコースティックギターの音色に乗せ歌うノ・ミヌに続き、ファンたち歌うコーラスが響き、会場は一体となった。

 エレキギターに持ち替えると「It’s my life」へ。会場は再び熱気が立ちこもり、続く「GRAVITY」では、さわやかに突き抜ける歌声でステージを披露。最後はコーラスを歌うファンの歌声を感じるように、そっと耳を傾けるノ・ミヌ。「みんな~本当にありがとう!」と叫び、投げキスをし、ステージを後にした。

 アンコールでは、ライブTシャツを身にまとい、ファンから受け取ったバラを手に、「Bad girl」をパフォーマンス。ファンと目を合わせたり、コミュニケーションをとりながら歌い上げた。

 「あのね、実は軍隊行く前に、仲良くなった友達がいたんですよ」と話し出すノ・ミヌ。その友人と連絡が取れなくなり、仕事も辞めてしまったと聞き心配していたら、除隊前にやっと連絡が繋がったのだそう。実はその友人は闘病していたが、今は回復し、連絡をくれ、今回の公演を見に来てくれたのだと話した。すると、友人をステージに呼び込むノ・ミヌ。人生の中で、ステージで歌ってみたいと話していた友人のため、ノ・ミヌはギターでサポートしながら、即興で音を合わせ、友人の歌声とともに特別なステージを届けた。舞台を去る時「永遠に忘れられない思い出をありがとう」とノ・ミヌに伝えてくれたと、友人の言葉を明かし、会場は温かい雰囲気に包まれた。

 「カムバックコンサートに来てくれてありがとうございます。これから、ちゃんとプロとして、見せていきたいと思います!」と感謝を伝えると、最後に「聞いてください。心から…『Beautiful day』」と「Beautiful day」へ。ファンの歌声に重ね、語りかけるように言葉を並べながら、気持ちのこもった歌声を響かせた。ノ・ミヌとファンが作り上げる歌声の余韻を残しながら、公演の幕を閉じた。



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