歌手Ryu
歌手Ryu
韓国ドラマ「冬のソナタ」の主題歌「最初から今まで」「My Memory」の大ヒットで韓流ブームの先駆者となり、現在も活躍中のRyuが、日本デビュー10周年を迎えて、日本と韓国で新たなジャンルに挑戦した初のレシピ本を8月23日発売した。

Ryu の最新ニュースまとめ

 レシピ本「Ryu の野菜たっぷり韓国ごはん」は、歌手としてのみならず、料理講座を開講するなど多才ぶりを発揮しているRyuが野菜をたっぷり使い、カラダに優しい、お肌すべすべになる韓国家庭料理の数々を紹介し、普段見ることのできない貴重なオフショットも収録した1冊となっている。

 そのレシピ本の発売を記念して、8月25日(日)、東京・リブロ池袋本店にて、サイン本手渡しと握手会を開催し、イベント前には囲み取材が行われた。白のパンツにジャケット姿で登場したRyuは、「今日は涼しくなって良かったですが、日曜日なのに来てくださってありがとうございます」と丁寧なあいさつをして、レシピ本を手にしたフォトセッションから開始し、会見がスタートした。

<b>―レシピ本を出すにあたって、レシピの中で工夫した点や苦労した点については?</b>
自分でよく作っていた料理をはじめ、日本の方が観光客として韓国で食べる料理、そして韓国に住んでいる人たちの定番料理をまとめました。“スンドゥブチゲ”はおいしいので、自分が納得できる味になるまで時間をかけ4、5回くらい作り直し、出来上がってみると評価もよくて自分らしい味が出ました。自分で作ったことがなかった“ジャンチョリム(肉のしょう油煮込み)”は母と料理上手の姉や義姉に聞いて初めて作ったのですが、一回目はしょっぱく、しょう油の量を調整したらとてもおいしくなって。これは保存食として作り置きしてフォーシーズン冷蔵庫にあるとお子様のお弁当にもいいし、カットして出すだけで1品になります。

<b>―50種近く用意したレシピ本に対する意気込みについては?</b>
芸能人だから本を出してみようということではなく、料理ってただ食べるための目的ではなくて、自分の気持ちを落ち着かせるとかいう、ヒーリング効果があるものだと思っていました。そして自分が期待するレベルが“料理人”なので、そういう意味で、飾りとか気に入らないところがありますが…。特に韓国のナムルの作り方は、大きく分けて塩系と唐辛子系の2種類がありますが、そういう韓国料理の基本を押さえられたかなと思います。日本の田舎を訪ねる番組に出たときも、田舎のお母さんが作ってくれた“豚汁”がそれまで食べた日本料理の中で一番おいしかったように、庶民的な料理が好きなので韓国料理でもそうしたものを提案したくて、韓国の家庭料理に絞ってまとめました。ただ、一番むずかしかったのが計量スプーンで、いつも目分量で作るから、分量を合わせるのが大変でした。

<b>―料理を本格的に始めたのはいつからですか?</b>
子供の頃からで、母が自分の料理の先生で、ご飯は母が炊いてくれて自分がおかずを作って、父の食事の準備をすることもありました。日本に来てからは、一人で外食する文化に慣れなくて寂しく感じ、作るならスタッフも呼んで一緒に食べようと始めたら、あまりおいしくない料理もあったんですけど(笑)、みんなおいしいって言ってくれるのが気持ちよくて。ほめられてうれしくて、そこから日本と韓国をミックスさせたフュージョン料理を作ったりしていました。

<b>― Ryuさんの一番好きな韓国の料理や食材は何ですか?また、日本のみなさんには馴染みがなくても、試してみてほしいというものがありますか?</b>
簡単な材料でも結構いい味になるものがあります。”ナスムッチム(ナスの和え物)”と言いたいんですけど、日本にもナスの料理はいっぱいありますよね。そこでメイン料理、この一品だけでも満足するというものがあります。それは“もやしご飯”で、ご飯を炊くときにもやしを入れて、もやしから水分が出るので水は少なめにして、そして普通に炊きます。レシピ本に書いてある、チヂミのタレみたいな唐辛子などを入れたヤンニョン(薬念)をかけて食べます。私たちの間では結構これで盛り上がっています。超簡単なのにおいしいんです。

 そして、記者に向けて、「みなさんお仕事が忙しいから料理をあまりしませんよね、しますか?ちょっとストレスを受けたときとか、ビールのおつまみ程度でもいいんです。そこから少し前向きになろうとするために自分だけのために料理をするということが、人間にはいいことだと思います。自分も仕事的に料理をしなければならないときは、負担もあるんですけど(笑)。今、実は風邪をひいているのですが、3年前から薬を飲まないようにしているんです。風邪にいいのは何かと調べてみるとビタミン系の野菜とかが出てきて、食べ物でよくしようとすると自分がちょっと偉いような、レベルアップした感じになります(笑)。メンタル的ヒーリングがいいですよね。夏風邪には沸かしたお湯に長ネギの根っこの部分を入れて15分ほど茹でて、ちょっと冷まして飲むとスゴクいいんです。」とRyuは料理講座を開講しているだけあって、説得力のある説明で熱く語った。ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」で影響を受け、砂糖の代わりに柿を入れるなど、自然調味料にも感化されたと話し、レシピ本を片手に料理人Ryuの顔を見せ、会見は終了した。

 このあと握手会が行われ、ひとりひとりと会話をしながらレシピ本を手渡して、本の発売を楽しみにしていたファンからのお花のプレゼントを受け取るなど、ファンとの交流を深めた。歌手としての活動以外にも料理講座を開講するなど活躍の場を広げているRyuは9月11日には日本デビュー10周年記念第1弾アルバム「Love note」をリリース。 アルバム発売ライブを東京・名古屋・大阪にて開催する。




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