ソン・シギョン の最新ニュースまとめ
中央スクリーンに夕暮れの海辺が映しだされ、青緑とオレンジ色のライトが照らされたステージにネイビーを基調とした衣装のソン・シギョンが「チェジュドの蒼い夜」を歌いながら登場。ファンはシギョンカラーであるパープルのペンライトを揺らすと、ファンクラブ名「PURPLE OCEAN」の如く客席は優しい紫の波に揺れた。
「きょうのような夏の終わりに合う曲だと思い、最初にこの曲を選びました。どうでしたか?」と聞くと、ファンは大きな拍手で応えた。「久しぶりに皆さんとお会いする時間ですから一生懸命頑張ります」と意気込みを語ると、ファンの間ではお馴染みの通訳者ユさんが登場。ステージ中央に設けられた高さのあるイスに座り、ファンとの語らいが始まった。
「ドイツに住む姉の家族が韓国に遊びに来ていたので、大変だったんです」と、さっそく近況を報告。「姉には2人の子供がいるんですが、本当に子育てって大変ですね。親というのはすごいものなんですね」と、しみじみと語った。
そして、ビリー・ジョエルの「素顔のままで(Just the Way You Are)」を歌った後はファンから寄せられた「Q&Aコーナー」へ。
開演前にファンが書いた質問が貼り付けられたボードが登場。その場でソン・シギョンが質問を選んで丁寧に答えていった。
「結婚した後の家族計画は?」という質問に、まだ結婚もしていないのに…とイジけるように一度質問用紙を投げて見せ、笑いを誘った。すぐに用紙を大事に手に取るとため息をついた後「僕が産めるわけではないので、勝手に決められませんが、妻さえ良ければ2人ぐらいは子供がほしいですね。人口も維持しなければなりませんしね(笑)」とユーモアあふれる回答。ここで再び実姉の子供たちの話題に。「先ほども話しましたが、子供を育てるというのは本当に大変ですよ。いろいろと勉強してからでないと僕は親にはなれないと思います。57歳ぐらいになったら大丈夫かな(笑)」と語ると、「子供のことよりも、まずは結婚することが課題ですけどね」とつぶやいた一言に会場は笑いの渦に。
続いて「女装に興味はある?」という質問に対して、ソン・シギョンが「もちろん!」と即答し、会場が一瞬凍りついた。続けて、ソン・シギョンが「男性に興味があると思っていたのかな?」と話すと、通訳者が「“女性”じゃなくて“女装”ですよ」と伝えるとソン・シギョンは照れ笑い。通訳者も「長年一緒にいるけど、そんな趣味があるとは知らなかったのでビックリしちゃいました」と驚いて見せると、会場は大爆笑となった。
「毎日食べてもいいと思う日本料理は?」という質問には「韓国料理でも日本料理でも毎日食べ続けられるものなんてないですよね。でも…」とニッコリすると「“生ビール”なら」と大のお酒好きという一面がチラリ。
さらに「私もお酒が好きなので、いつかシギョンさんとお酒を飲みたい」というファンからのメッセージに対し、通訳者がすぐに「そんな危険な挑戦はやめたほうがいいですよ。僕もたくさんひどい目に遭っていますから」と答え、笑いを誘った。続けて、ソン・シギョンが「僕の友人がお酒に弱いのですが、そのせいで職場でいじめられているというので、助けに行ったことがあるんです。彼の会社の飲み会に僕も参加して、中国のお酒から飲み始めて、韓国の焼酎やマッコリ…とあれこれ飲んだのですが、友人の上司3人が見事に倒れたんですよ。僕はこのことを自慢するために、また友人と飲みに行ったんですけどね」と酒席での”武勇伝”を語ると、会場から驚きの声が上がった。「8年前の話なので、今はそこまでは飲めないですけど」と必ず”オチ”がつき、終始笑いが止まらない。
ここで、ソン・シギョンの切ないバラード曲「太陽系」と「君は感動だった」を観客ひとりひとりの胸に届けるように優しく歌って魅了した。
バラエティー番組のレギュラー出演や毎日2時間のラジオ番組と韓国での大忙しの様子を語り「だから新しいアルバムの作業はなかなか難しいんですよね。でも頑張ります」と気合を見せると、会場は大きな拍手と歓声で期待の気持ちを表した。
アントニオ・カルロス・ジョビンの「CORCOVADO」、スティーヴィー・ワンダーの「ユー・アンド・アイ」を続けて熱唱すると「恋というのはサンタクロースみたいなもので、信じている人には必ず存在するものですよね。そう考えると歌って素晴らしいですね」と語り、会場全体をソン・シギョンの世界で包み込んだ。
自身のラジオ番組のゲストにも招いたという玉置浩二のエピソードも紹介。「あの年齢で、あんなにセクシーでいられるのは、すごいことです。感情の調節も上手だし、一緒に話をしていてエネルギーをいただきました」と絶賛すると、その時の記念写真も披露。井上陽水・安全地帯の「夏の終りのハーモニー」をシギョン色に染めて見事に歌い上げた。続けて、自身がパワーをもらえる曲として中島みゆきの「時代」も披露。
さらに、ファンとの交流を図りたいソン・シギョンは、その場で質問を受けてファンとの対話を楽しんだ後、「ならいいのに」を歌って一旦ステージを後にした。
アンコールでは「僕に来る道」を歌い、客席をバックにステージ上から記念写真を撮ると3時間近くに及んだファンミーティングは幕を閉じた。
時に友人のように話しかけて対話を楽しみ、時に恋人にささやくように甘い歌声を聞かせ、スターとファンという壁を一切作らないソン・シギョン。そんな親しみやすさが日本でも長く愛されている理由なのであろう。バラエティー番組で新たな一面も見せ、魅力が尽きないソン・シギョンのますますの活躍から目が離せない。
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