WINNER
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「まだ優勝の実感がわきません。すぐに次のバトルの準備をしなければ…」

WINNER の最新ニュースまとめ

 去る11月25日夜、YGエンターテインメントの新人デビュー番組「WIN:Who Is Next」で彼らはライバルTeam Bを抑えて最終優勝を手にした。

 番組が放送された2か月間、彼らの呼び名だった”Team A”という多少誠意なくも感じられる名前は、いつの間にか「WINNER」という正式なグループ名に変わっていた。

 「BIGBANG」や「2NE1」などを輩出した韓国国内トップの芸能プロダクションYGエンターテインメントが8年ぶりに野心を投入した新たな男性グループであり、よって彼らの動向には世間の関心が集中している。

 ソウル市内にある聯合ニュース社屋で「WINNER」(カン・スンユン、イ・スンフン、ソン・ミンホ、キム・ジンウ、ナム・テヒョン)のインタビューが行われた。

 「ファイナルバトルでは、そこまで良いパフォーマンスができませんでした。練習した分だけ見せつける、と思っていてもステージに立つと常に悔しい気持ちが残ります。もっとうまくやれたような気がして、至らない点ばかりが目立つようです」(カン・スンユン)

 疲れがとれていないような表情、まるで亀のようにひび割れて腫れた手は、これまで彼らが直面していた過酷な旅情を表しているかのようだ。決勝戦が終わった後、彼らにやってきた”甘い週末”さえも、これまでと変わらず練習室でダンスと歌の練習をして過ごしたという。

 カン・スンユンは「ステージで完ぺきに100%満足いくことはない」とし「この思いから、さらに練習に力が入ります」と語る。

 平均年齢が彼らより若いライバルTeam Bとし烈な戦いを繰り広げ、優勝チームだけがデビューできるという番組は、多くの視聴者の手に汗を握らせた。その一方、当事者である彼らにこのようなフォーマットは多少薄情に感じられただろう。

 しかし「WINNER」は「いつデビューできるかわからないもどかしい状況の中で、それでも一度はデビューが近づいたのではないか、という思い。残酷な番組だと感じたこともありますが、それよりデビューへのときめきと期待の方が大きかったです」と振り返った。

 メンバーの中でカン・スンユンとイ・スンフンはそれぞれ「スーパースターK2」と「K-POPスター」ですでにオーディション経験がある。オーディション当時と今回では、どのように違ったのだろうか。

 「『スーパースターK2』のときは、自分にだけ神経を使っていればよかった。まずは自分が勝てばよいし、だめなら自分だけが脱落すればそれで終わり。でも『WINNER』は5人が一度に合格、もしくは不合格になる問題なので、プレッシャーの大きさが違いました」(カン・スンユン)

 アマチュアからプロの世界に入る”過程”であるオーディション番組に比べて、デビュー自体を戦利品として掲げた番組「WIN:Who Is Next」は、当然その切迫度もさらに大きかった。

 イ・スンフンは「”今回だめだならば、デビューすることができるのだろうか”という気持ちで準備をしました。本当に終わりかもしれない、と思っていました」とし「準備をしながらも精神的につらかったです」と吐露。

 特に、カン・スンユンはことし7月、強力なロックジャンルの「WILD AND YOUNG」でソロデビューをしていた。「WINNER」が披露したヒップホップスタイルと彼のロック音楽がどのように融合するのか気になる。

 彼は「僕がもともと持っているカラーとYG本来のカラーが合わされば、新鮮な音楽ができるのではと思う」とし「他のジャンルの音楽を通して、様々なことに挑戦できるのがうれしい」と語った。

 「WHO IS NEXT:WIN」の2チームは、去る10月28日の競演で見せた「Go UP」「Climax」など4曲をデジタルアルバムでサプライズ発表。全世界5か国のiTunesチャートでトップに立つという成果を得た。国内の主要音源サイトでも上位圏にランクインされた。

 まだ正式なデビューをしていない彼らの人気を実感させられるところだ。

 これについてソン・ミンホは「デビューするという夢は叶えられることになりましたが、正式デビューのステージに立ったときに、その思いを確実にすることができるでしょう」とし「『WINNER』という名前をもらいましたが、まだ練習を積む段階です」と謙遜した。

 「WINNER」は先輩グループ「BIGBANG」が来月、日本でスタートさせる6大ドームツアーにオープニングゲストとして参加し、現地ファンの攻略に挑む。メンバーの中でソン・ミンホは、このツアーを通じて生まれて初めて日本の土を踏むという。

 「正式なデビューの前に大きなステージに立つチャンスをいただけたことに感謝しています。僕たちの先輩(BIGBANG)が先に多くのことを積み上げてくださったため、可能になったことだと思います。感謝の気持ちで、迷惑をかけないように頑張ってステージを作り上げます」(ソン・ミンホ)

 「練習生の初心を忘れることなく、デビューしてからもさらに努力して、YG所属の先輩方に劣らない良い歌手になりたいと思います」(ナム・テヒョン)

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