ソン・スンホン の最新ニュースまとめ
「秋の童話」は韓国で最高視聴率42%を記録し、出生の秘密、義兄弟の禁断の恋愛、不治の病といった、まさに韓流ドラマの王道といえる感涙必須のラブストーリー。ユン・ソクホ監督の四季シリーズの第1作で、ソン・スンホン、ソン・ヘギョ、ウォンビンを一躍トップスターへと押し上げた韓国ドラマ史に残る名作だ。
今回のイベントは韓流10周年を迎え、韓流ブームの先駆けとなった同作をソン・スンホンとともに振り返り、思い出を分かち合うというもの。イベントは2回公演で、「秋の童話」全18話を再構成した作品の上映会、トークイベント、ハイタッチ会で構成された。
この日、2回目の公演は会場入口で行われたハイタッチ会からスタート。立った状態で出迎えをしてくれた生のソン・スンホンと間近で触れ合い、「目が大きくてカッコよかった」「背が高くてステキ」「手が大きかった」など興奮気味に話すファンが続々と会場に入り、客席はぎっしり埋まった。
参加者全員とのハイタッチが終わった後は、いよいよソン・スンホンの登場。ファンからの「スンホンシ~」という掛け声とともに、グレーのチェックのジャケットに黒のパンツという秋らしい装いで、手を振りながら爽やかな笑顔で現れたソン・スンホン。「こんばんは。ソン・スンホンです。皆さんとまた会えて本当にうれしいです」と日本語であいさつ。続けて、「ほんの少し前まで、皆さんとハイタッチをしてからこちらに来たんですが、肩がきついですね(笑)」といきなり会場を笑わせ、「これほど大勢の方とハイタッチをするのは初めてです。肩が痛いのは事実ですが、それは冗談として、韓国にも“袖振り合うも多生の縁”ということわざがあります。皆さん一人ひとりとお会いして、こうして握手できるというのも大きな縁ではないかと思います」と疲れた様子も見せず、にこやかに話す彼に、会場からは大きな拍手が起こった。
ここからは、司会の古家正亨の質問に、ソン・スンホンが答える形でトークが進行していった。
<b>-昼と夜の回、合わせて1万人とハイタッチをされました。1万人というのはすごいですね。</b>
そうですね。韓国でハイタッチをしたことはありましたが、数的にはそれほど多くはなかったので、1日でこれだけ大勢の方とハイタッチをするという経験は初めてでした。最近、韓国で映画を撮影しているので、日々運動しなければいけないんですが、今日は運動しなくてもよさそうです(笑)。僕、普段から運動しているので、手が硬いし、マメができているところもあるので、握手をすると肉体労働系の仕事をしているのか、とビックリされる方もいるんですが、今日は僕のことを温かく迎えてくださってありがとうございます。
<b>-今日はドラマ「秋の童話」の100分バージョンの上映会です。改めて、ドラマの魅力、そしてことしは韓流10周年ですが、ご自身はデビューされて17年ぐらいになるんでしょうか。その中における10年間は特別な10年だと感じていらっしゃいますか。</b>
デビューしてこれだけ時間が経ったという話を聞くと、もうそんなに経ったのか、と自分でも驚きます。でも、この「秋の童話」という作品は僕にとって本当に大切な作品。このように皆さんと会うことができるスタート地点となった意味のある作品だと思うからです。久しぶりに皆さんと「秋の童話」のことを思い出しながら、一緒に上映会を開いて参加できるというのはうれしいことだし、光栄なことです。
<b>-韓国では放送が2000年でした。13年の時を経ているわけですが、13年前の自分をスクリーンでご覧になって、どんな声をかけてあげたいですか。</b>
10年以上経ちましたが、僕にとってはソン・ヘギョさんやウォンビンさん、ユン・ソクホ監督と一緒に撮影したことが昨日のことのように思い出されます。この作品は多くの方がいまだに覚えていて、見てくださっているので心から感謝しています。今後10年後も皆さんとこうして、以前の作品について一緒に話せる場が持てたらいいな、と自分に声をかけてあげたいです。
<b>-17年というキャリア、非常に長いですが、なぜそんなに肌がキレイなんでしょうか。秘訣はあるんですか。</b>
(日本語で)ありがとうございます。特別な秘訣はないですね。ただ、両親に感謝するということだけです。
<b>-現在、映画「人間中毒」の撮影が進行中ですが、どんな作品かご紹介いただけますか。</b>
僕が演じるのは、ベトナム戦争に参戦した将校キム・ジンピョンです。戦争の英雄と呼ばれ、表向きは誰もがうらやむ業績を上げ、軍人の中でも最高の地位にいますが、神経衰弱、不眠症など精神を病んでいて、心の中は荒廃しています。周りの環境によって、仕方なく軍人という身分を維持しているんですが、ある日、部下の妻を好きになり、恋に落ちます。一人の女性にのめりこんでしまう、まさに「人間中毒」というタイトルにふさわしい内容で、今まで出演した作品とは一味違う運命的な愛が描かれるメロドラマです。
ここで、世界初公開となる「人間中毒」のスチールカット3枚がスクリーンに映し出された。ソン・スンホンが将校の姿をしているカット、チョング(軟式テニス)のラケットを持ってポーズを取っているカット、他の軍人の奥さんたちとボランティア活動に行ったときのカットが紹介され、撮影エピソードも披露。「撮影は田舎の小さな町で行われているので、撮影が終わると、ベッドが一つあるだけの部屋で、一人でいることが多いです。最初は息が詰まりそうでしたが、今は本を読んだり、撮影がない日は部屋で考え事をしたりしているので、精神衛生上はいいと思います」と明かし、また司会者からの「マイクをラケットに見立ててスマッシュしてほしい」という無茶ぶりにも応え、照れながらもスマッシュするポーズを披露してファンを喜ばせた。韓国での映画公開は来年3月か4月ぐらいになるとのことだ。
<b>-現在日本で放送されているドラマ「男が愛する時」は、韓国でも話題になりましたが、ご自身にとってはどんなドラマになりましたか。</b>
僕が演じたハン・テサンという人物は、ドラマの前半は冷徹で、消費者金融の取り立てのようなこともする暗闇の世界にいた人物です。ところが、一人の若い女性と出会うことによって、新しい生活をしようと努力します。と同時に、その女性を振り向かせたくて頑張るんですが、なかなかうまくいかない、というキャラクター。それまで出演した作品は、切ない愛や美しい愛を描くものが多かったんですが、今回は誰かを愛することによって、また別の人を妬んだり、嫉妬したり、そういうキャラクターに挑戦した作品といえます。共演者のシン・セギョンさんとは実年齢も離れていますが、ドラマでも年の差があるという設定で、若い女性を好きになる内容でしたが、年の離れた若い女性と付き合うのは大変だなと感じました(笑)。
<b>-逆に年上はどうですか。</b>
実は僕が初めてお付き合いした女性、2人目にお付き合いした女性、いずれも年上でした(笑)。
<b>-さて、ここからは再びドラマ「秋の童話」の話を伺っていきます。キャスティングの話が来たときは、どう思いましたか。</b>
「秋の童話」の前に出演した作品は、検事や警察官など男らしい堅苦しい役でした。ユン・ソクホ監督は僕が新人のころに出たドラマを見て、長所のように「目がいい」「悲しげなまなざしがいい」と言ってくださり、それがジュンソと合うから、一緒にやろうと声をかけていただきました。ユン・ソクホ監督といえば、素晴らしい映像、きめ細かい演出が優れた、当時も今も韓国最高の監督ですから、出演しない理由が全くなかったです。
<b>-ドラマの中で好きなシーンは?</b>
個人的には最後のあたりで、ウンソ役のソン・ヘギョさんをおんぶして海辺を歩くところや、子役の場面で、ウンソとジュンソが汽車のところで別れるシーンも記憶に残っています。いいセリフもたくさんありました。当時のことを思い出すと、今でも胸が熱くなります。
<b>-あのとき、こうしておけばよかった、と今だから言えることはありますか。</b>
今また撮影するとなったら、つらいと思います。というのは、あのころは演技が未熟だったし、知らないこともたくさんあったので、すごく純粋な気持ちで演じられた気がします。むしろ、当時は未熟だったからこそ、真心を込めて正直に演じたので、キャラクターになりきることができたのだと思います。
<b>-秋という季節にスクリーンでドラマに会えるというのは、貴重な機会だと思います。</b>
僕も家ではDVDを何度も繰り返して見ましたが、大きな画面で見たのは初めてです。実はさっき後ろの方で一緒に見させていただいたんですが、画面が大きいので感動もより大きい気がしています。そして、こういった時間を持てるというのは幸せなことですね。
<b>-今回は1年半ぶりの来日でしたが、次はいつ来てくれるんでしょうか。</b>
帰国したら、「人間中毒」の撮影を一生懸命頑張って終えたいと思います。その後は、皆さんが呼んでくだされば、いつでも来る準備はできています。
<b>-これから「秋の童話」をご覧いただきますが、その前に最後にメッセージをお願いします。</b>
皆さんが僕に送ってくださる愛に比べると、僕が皆さんに差し上げられるものは、本当に至らないものなので、いつも申し訳なく思っています。今回も空港から、そして今日もたくさんの方に温かく迎えていただき、本当に感謝しています。韓国で撮影をしていて、肉体的、精神的につらいとき、日本の皆さんに会うと元気になれます。そのような応援に応えられるのは、いい作品しかないと思います。10年前の作品をこうして皆さんと話しているように、10年後も過去の作品の話ができればと思います。皆さんと一緒に年を取り、いつまでもこういう思い出を語り合うことが僕の大きな夢であり希望です。皆さんには常にいい作品をお見せできるよう頑張りますので、皆さんも応援してください。そして、どうか元気にお過ごしください。
最後に歌のプレゼントとして、歌詞が芸術的で子どものころから好きだという故ユ・ジェハ氏の名曲「愛しているから」を熱唱した後、会場の左右に向けて一礼し、紳士的な立ち振る舞いでステージを後にしたソン・スンホン。相変わらず外見も中身も男前で、スターのオーラ全開。その後、ユン・ソクホ監督、ソン・ヘギョのイベントを祝うビデオメッセージが流れた後、「秋の童話」上映会がスタートし、ファンは懐かしの名シーンに感極まったり、胸キュンしたり。改めて、多彩な魅力でファンを“スンホン中毒”にしたソン・スンホンの次回作も期待したい。
[2013 LOTTE DUTY FREE Music Video Making Film] ソン・スンホン - KOR Ver
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