ユ・スンウ の最新ニュースまとめ
歌手ユ・スンウは2012年にMnet「スーパースターK4」でトップ6に入り話題となった。15歳で独学で学んだというギターを演奏し、バンド「Bulnabang Star Sausage Club」の「Sukbongah」を歌い“天才少年”と呼ばれた。
しかし、昨年5月に発表したデビューアルバム「最初の遠足」の成績は、オーディション番組の話題性に比べて少し残念な結果であった。そのため、10日にリリースした2枚目のミニアルバム「はやい十九」では、ユ・スンウの成長と変化を見せたいという覚悟が感じられた。
最近、インタビューに応じた彼は「未だに“『スーパースターK』のときファンでした”と言う方が多く、オーディション歌手のくくりから抜けられていないようです。また“かわいい弟”“幼い子”と感じるようです」とし、「アルバムを出すごとに発展した姿を見せれば、いつかはこのような修飾語ではなく“実力のあるミュージシャン”という声を聞くことができるでしょう。欲を出さず、ゆっくりと成長したい」と大人っぽく話した。
9か月ぶりのアルバムタイトルは「はやい十九」。ユ・スンウはことし、韓国の歳(数え年)で18歳だが、韓国特有の文化「はやい1997年生」(日本でいう早生まれ)であるため、新学期が始まると満19歳の友人たちと共に高校3年生に進学する。人よりはやく音楽活動を始め、社会に飛び込んだ彼の現在と悩みを表現したタイトルでもある。
実際にユ・スンウはこの2年間、人生の反転を経験し、突然に溢れたスケジュールと新たに接する人間関係などで人知れないつらさを体験した。忠南(チュンナム)・天安市(チョナンシ)出身の彼が中学校3年の時、米国のシンガーソングライター、ジェイソン・ムラーズに憧れギターを握ってからたった2年でのことだった。
「新しい出会いと業務など、職場の新入社員が体験するストレスと似ていると思います。僕は学業と仕事を両立する上で、体もつらく悩んでいたのですが、同世代の友人には羨ましい悩みに見えるのでしょう。また、アルバムを試行錯誤しながら制作するストレスも感じましたが、考えも深くなり学んでいることを感じました。」
今回のアルバムは成人の門の敷居を超える前に表現できる荒っぽさが感じられる。タイトル曲「唇が憎い」はミディアムテンポのポップバラードで、歌詞には「告白できない僕の唇が憎い」という片思いする男の歯がゆさが込められている。以前との変化を見せようと、ユ・スンウのトレードマークでもあるアコースティックギター音を捨てた。しかし、特有の美声はそのままだ。
ユ・スンウは「片思いを3度経験しているので、気持ちはわかる」と笑った。同席したスタッフが「まだ母胎ソロ(生まれてから今まで一度も異性との交際をしたことがない人)」と投げかけると、「恋の経験はなくても、愛の感じや感情の変化はわかると思います」と恥ずかしそうに答えた。
彼は自作曲「あの日」でも愛と別れを歌った。既にお目見えしている自作曲でも彼は、未熟な恋愛経験に比べ、早熟した部分を見せている。デビューアルバムの「情けない男が歌う歌」や「下手な愛」、昨年10月にシングルで発表し今回のアルバムにも収録された「U Who?」などでだ。
彼は「『スーパースターK4』で脱落してから曲を書いた」とし、「“なぜいま書いたんだろう”という思いにもなった。『下手な愛』は僕がバラード歌手の先輩方の感性が好きで、真似たものだとしたら、現在は自身の色に近づいているように思います」と語った。
今後、挑戦してみたい音楽は無限だ。ただ、「スーパースターK4」で「Sukbongah」を歌ったときの独特な個性を発現していくことが、なおいまの課題だ。
「アコースティックなサウンドの音楽は続けるが、50重奏オーケストラと共に荘厳な音楽もしてみたいし、クラリネット、アイリッシュホイッスルなどが入ったものもしてみたい。多様な挑戦を通して、僕だけのカラーを具体化させることができると思う」
彼は「憧れはジェイソン・ムラーズだが、彼の人生が羨ましい」とし、「彼はアボカド農場をしながら音楽を制作し、世界ツアーでさまざまな文化を経験している」とし、「遠い未来にはそうなりたい」と話す。また「歌いたい日があれば、ファンサイトに“8時に漢江(ハンガン)で会おう”という文章を載せた後、集まってくれたファンとピザを食べながら歌いたい」とし、「僕が夢見たままに生きる日を楽しみにしている。音楽と人生が有機的に結びつく人生を歩みたい」と語った。
유승우 (YU SEUNG WOO) - 유후 (U Who?) MV
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