左からソンモ、ジヒョク
左からソンモ、ジヒョク
日本で4度目の再演となる韓国ミュージカル「Summer Snow」の東京公演開催が決定。公演に先立ち、5月9日(金)、東京・GINZA K PLACEにて記者会見が行われ、出演者の「超新星ソンモジヒョクが登壇した。
 
 同作は、堂本剛、広末涼子、小栗旬が出演し、2000年にTBS系列で放送された同名ドラマを韓国でリメイクしミュージカル化した作品。両親を亡くし、21歳で一家の大黒柱となり、自転車店を営みながら、聴覚障害を持った弟カン・ジュンと、17歳の若さで家事を切り盛りする妹カン・ウンハと暮らしているカン・ジンハと、心筋拡大症を患うハン・ソルヒの2人の主人公のラブストーリーを軸に、若者たちがお互いに助け合いながらさまざまな悩みを乗り越え、成長していく姿を瑞々しく描く。

超新星 の最新ニュースまとめ

 2013年の公演に続いて、主人公カン・ジンハを演じるソンモとジヒョク。ソンモは白、ジヒョクは黒を基調とした対照的な装いで記者会見に臨み、フリーアナウンサーYumiの進行で、今回のミュージカルへの意気込みや役への思い、自身の恋愛体験談などに加え、同作のオフィシャルツイッターに寄せられたファンからの際どい質問にも答えながら、笑顔でミュージカルの魅力を力強くアピールした。


<B>-「Summer Snow」のカン・ジンハ役は今回で2回目になりますが、どんなお気持ちですか?</b>
ソンモ:去年はすごく緊張したんですよ。稽古場に行くのも怖かったし、恥ずかしくて。でも、今回は余裕を持ってできるんじゃないかと思います。
ジヒョク:僕は去年の「Summer Snow」がミュージカルデビュー作だったので、記憶がないぐらい緊張していたんですが、ことしはたくさん準備をして臨めるので、去年よりもっと上手くできると思います。

<B>-同じ役でも演じる人によって印象が違うと思います。それぞれどんなジンハを演じたいと思っていますか?</b>
ソンモ:ジンハは弟や妹のお父さん代わり、お母さん代わりとなって、すごく責任感を持っているので、マジメだし、家族のために明るく頑張るけれど、心には重いものを秘めていると思います。僕も責任感を持って頑張っているので、そこは自分と似ているかなと(笑)。そういう部分を大切に演じていきたいです。
ジヒョク:ジンハは自分にとって、大切な役だと思っています。自分と似ている部分もあるし、理解もできるし、共感できる部分も多いので。去年は、役を作り込んで見せようというのではなく、演技をしながら自然とジンハになっていき、回を重ねるごとに、よりジンハという人物を深く知っていきました。なので、今回も自分の感情のままジンハを演じ、ジンハとして観客の皆さんとお会いしたいです。

<B>-この作品では、“障害のある恋愛”が描かれていますが、今まで2人は障害のある恋愛や大変だった恋愛の経験はありますか?</b>
ソンモ:困りますね~、恋愛の話は(笑)。僕は恋愛まではいかなかったんですが、二十歳の頃、釜山に住んでいたとき、好きになった人がいたんですけど、その後ソウルに上京したので離れ離れになってしまい、1か月に1回釜山に帰ってきても、その人と1、2時間ぐらいしか会えなかったんです。それで、僕たちは将来のために友達にならなきゃいけないと決めて。そのときのことを思い出すと、今でもその彼女には悪かったなと思います。でも、友だちの話ではその彼女は、もう結婚したと聞きました。
ジヒョク:この質問は本当に難しいです(笑)。でも、やっぱり僕も片思いをしたことがあるんですが、それがちょっと大変だったなと思います。
ソンモ:恋愛の話をしていたら、緊張してきて、汗をかいちゃいました(笑)。

<B>-舞台の初日前夜、不安や恐怖にかられた経験はありますか?</b>
ソンモ:僕はリハーサルのとき緊張するので、正直言うと、みんなから「ソンモ君は上手くできるのか。大丈夫なのか」と心配されたんですよ。でも、本番になると、平常心に戻るんです。本番になったら、失敗しても皆さんが僕を応援してくれるし、それを受け入れて観てくれるし、その失敗もミュージカルの魅力ではないかと思うんですよ。だから本番になると、緊張しないです。リハーサルのときが一番緊張しますね。
ジヒョク:僕はそういう不安や心配をするということはないです。共演者と長い間一緒に稽古をしてきているので。それよりも、自分が舞台上でジンハにならないと、他のキャストと混じり合わないということが分かっているので、自分はジンハだというマインドコントロールをするんです。それが心配といえば心配ですね。

<B>-ソンモさんはこれまで他のミュージカルにも出演されていますが、「Summer Snow」ならではの楽しみは?</b>
ソンモ:ミュージカル「宮」に出演したときは、皇太子役だったので、ちょっと恥ずかしかったですね。それに、いつもクールな感じなので、自分の魅力を出し切れなかったかなと。「Summer Snow」のジンハはしゃべりすぎなんですが、僕の違う一面もファンの皆さんにお見せできると思うので、好きな作品です。特に、音楽がいいです。K-POPみたいな音楽なので、ファンの方も歌詞も覚えてくれるぐらいで。本当に僕も個人的に好きなジャンルで、特に音楽が気に入っています。

<B>-ジヒョクさんは「Summer Snow」に出演して、楽しいと感じるところは?</b>
ジヒョク:「Summer Snow」は劇の内容も歌も素晴らしいです。それに、キャスト、代表、制作者の皆さん、とにかく人が素晴らしい人です。そういう人たちが集まって、素晴らしい作品を作っているのだと思います。僕がミュージカルが初めてだから、そう思うのかと思いましたが、そうではなくて、一緒に作りながら、美しい物語を演技や歌、ダンスを通じて表現してお見せするということが、とても素晴らしい芸術だと感じさせてくれる作品でした。去年の仕事を振り返ってみても、「Summer Snow」に出演したことが一番印象に残っているぐらい、楽しい作品だと思っています。

<B>- 去年の「Summer Snow」の公演では、メンバーのソンジェさんもカン・ジンハ役として出演されましたが、ソンジェさんとは何かお話されましたか?また、今回メンバーは観に来るのか、観に来てほしいメンバーはいるのか教えてください。</b>
ソンモ:今はもうミュージカルはメンバー全員がやっているし、僕も2回目なので、メンバー同士で話をしたり、アドバイスをしたりする、ということはないですね。ゴニルは最近忙しいし、みんなそれぞれスケジュールがあるので、今回は観に来るのは難しいかもしれませんが、個人的に観に来てほしいメンバーはいます。今まで何回もミュージカルに出演しているんですが、1回も来なかったメンバーがいるんですよ。そのメンバーというのは、今僕の隣に座っているメンバー(笑)。「勉強としても、今回はぜひ観に来てね」と言いました。(ジヒョクに)でしょ?
ジヒョク:(気まずそうに)ハイ。今までは、時間が合わなくて観に行けなかったんです…。
ソンモ:ジヒョクのプライベートな旅行と、僕のミュージカルのタイミングが合わなかったんですよ。
ジヒョク:でも今回は観ますから!それからユナク兄さんと、グァンスが僕たちの公演を観に来るという約束をしてくれました。メンバーが観に来たら緊張すると思いますが、「Summer Snow」のステキな物語を見せられるので、楽しみにしています。

<B>- もし、「超新星」のメンバー全員でミュージカルをやるとしたら、どんな作品をやりたいですか?</b>
ソンモ:「超新星」の今までの話を皆さんに聞かせたいです。デビューする前から今に至るまでの「超新星」には、苦労やいろいろなことがあったので、映画みたいな話がたくさんあります。そんな作品を作ってみたいです。
ジヒョク:僕も同じですね。デビューしてからは7年ですが、レッスン生時代が3年あり、僕が高校3年生のとき、初めてメンバーと会ってから、10年経つんですが、これまでさまざまな感情を経験してきました。ドラマや映画では描ききれないと思いますが、断片的にでも、作ったら面白いと思います。悲しい部分もあるかもしれませんが、数々のレッスンを経て、苦労したからこそ、今の僕たちがいるということを振り返ることもできるし。「超新星」になる前、デビューしてから、そして日本で活動できるようになるまでの過程を描くと面白いと思います。

<B>-ここからは、「Summer Snow」オフィシャルツイッターに寄せられた質問の中から、いくつか答えていただきたいと思います。今回もジンハ役ですが、それぞれお互いにアドバイスをするなら?</b>
ソンモ:僕は前回のジヒョクの舞台を観ていないんですよ。でも、一緒に稽古をしたとき、ジヒョクはもともと演技は上手いので大丈夫だと思ったんですが、ラッパーだから、今回は歌も練習を積んで、演技で込み上げてきた感情を歌でも表現できるように、頑張ってください!
ジヒョク:ハイ、頑張ります!僕からは…。ミュージカル俳優としては新人ですが、(ソンモは)大先輩ですよね。だから、稽古のときから演技もダンスも歌も全部、ソンモ君を見て勉強しながら、頑張ります!
ソンモ:ジヒョクは今“アドバイス”ではなく、“応援します”というような答えでしたよ(笑)。
ジヒョク:アドバイスがないから…(笑)。
ソンモ:でも、前回はジヒョクがセリフ合わせに付き合ってくれたんですよ。時間がなかったので、いつも隣にいるジヒョクが、ソルヒ役のセリフを言って、練習を手伝ってくれたので、とても助かりました。

<B>-これまで公演中に一番困ったアクシデントや事件などは?</b>
ジヒョク:ヤクザと格闘するケンカのシーンがあって、相手を蹴るとき、靴が脱げて、客席に飛んでいってしまったんですよ。舞台上に落ちたのであれば、なんとしてでも履いたんですが(笑)。仕方ないので、そのまま裸足で演技を続けたことが、一番困りましたね。ちなみに、その靴はスタッフの方が客席から探してくれたので、次のシーンからは靴を履いて演じることができました(笑)。

<B>-ジヒョクさんは他にもいろいろありましたよね?客席に落ちちゃったりとか。</b>
ジヒョク:自転車に乗って、ヒロインと初めて出会うシーンですね。自転車の運転が上手くできなくて、ヒロインの前にいなきゃいけないのに、客席に落ちてしまって、大変なことになりました。子どもの頃は、自転車に乗るのがうまかったんですけど、今は乗りこなせなくて(笑)。なので、自転車を買いました! 練習して頑張ります!
ソンモ:僕も自転車のシーンで、先生を乗せて運転する場面だったんですが、先生が重くて、ハンドルの調節が上手くできずに、よろけてしまったんですよ。それを見て、前列の席にいた方たちがクスッと笑っていたので、そのときがすごく恥ずかしかったです。後で、そのときのファンの方から手紙をもらったんですが、「ソンモ君は自転車に乗るのが上手じゃないね」って書かれていたので、ちょっと傷つきました(笑)。でも、その自転車は女性用だったんですよ。だから、誰が乗ってもあまり上手く運転できなかったと思います。

<B>-そういうアクシデントがあるから、舞台は生モノで面白いですよね。ちなみに、2人ともアドリブもされていると思いますが、事前に考えているんですか?</b>
ソンモ:ミュージカルは、出演者と客席が一体となって、作り上げていくのが魅力だと思うんです。だからアドリブを準備していても、客席の反応がないと、できないんですよ。その日の客席の雰囲気によって違うので、アドリブは自然に出てくるものですね。
ジヒョク:僕も同じです。ドラマや映画と違うのは、ミュージカルは舞台、俳優、戯曲、そして一番大事なのが観客です。観客と一緒に作り上げていくので、観客の反応を見ながらアドリブが出たりするので、事前に作ったりはしませんね。

<B>-劇中では、ソルヒがジンハの心臓をもらって生きていきますが、もし2人が好きな人の心臓をもらって生きていくことになったら、どんな人生を送りますか?</b>
ソンモ:大事な人がいなくなったら、すごく悲しいけれど、その彼女が僕に心臓をくれた気持ちも理解しなきゃいけないじゃないですか。だから、彼女の分まで頑張って生きていくと思います。
ジヒョク:僕が本当に好きな人だったら、自分の幸せより、彼女のことを考えて、彼女の心臓をもらいません。残された時間で彼女を幸せにしたいと思います。
ソンモ:でも、そういう答えじゃなくて、ミュージカルではジンハが死んで、心臓を残したじゃないですか。そのように彼女が死んでから、心臓をもらったらどうする、っていうことを聞きたいんですよ!(笑)
ジヒョク:頑張ります!その彼女の人生と、自分の人生をより一生懸命生きていくと思います。
ソンモ:僕と同じですね(笑)。

<B>-ジンハは小言が多い役です。「超新星」の中で、ソンモさんは無口で寡黙なイメージですが、実際はおしゃべりなのではないでしょうか?</b>
ジヒョク:実はソンモはしゃべりすぎです。今日も、飛行機で偶然友だちに会って、2時間ぐらいしゃべりっぱなしで(笑)。
ソンモ:パク・ジョンミンさんと偶然、飛行機の中で会ったんですよ。ジョンミンさんはおしゃべりですが、僕は無口ですよ!
ジヒョク:でも今日は、ジョンミン君よりソンモの方がしゃべっていました。僕は後ろに座っていたんですが、うるさくて(笑)。
ソンモ:僕が、飛行機に乗るのが怖いことはみんなも知っているじゃないですか。今日、すごく飛行機が揺れたんですよ。それで緊張して、客室乗務員の方に、「大丈夫ですか?吐きそうなんですけど、トイレに行っても大丈夫ですか?」と聞いていたんですよ。それなのに、ジヒョクはずっと寝ていて。でも、ジョンミン君は隣で手を握ってくれて、「大丈夫、大丈夫」って優しく言ってくれました。感動しましたね。

<B>-最後に、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。</b>
ソンモ:去年は緊張して、上手くできたかどうか不安でしたが、ことしは皆さんに良い姿をお見せするために、もっと練習して準備をしてきますので、ぜひ観に来てください!制作の方から、今後たぶん1年くらいは「Summer Snow」の公演がないと聞いたので、最後に「Summer Snow」を観に来て、応援してくださればいいなと思います。そしたら僕が、感動の時間をプレゼントしますので、ぜひよろしくお願いします!
ジヒョク:「Summer Snow」は切ないし、美しいストーリーです。たくさん期待してください。「超新星」のジヒョクではなく、ジンハとして皆さんをお待ちしていますので、たくさんの方に来てほしいです。


 ミュージカル俳優としては先輩のソンモが、ジヒョクにツッコミを入れ、絶妙な掛け合いをしながら、和やかな雰囲気のまま、会見が終了。その後、2人はフォトセッションで「超新星」ポーズなど、さまざまなポーズや表情を披露し、会場を後にした。

 本人たちの自信に満ちた、生き生きとした表情が物語るように、前回にも増してより一層パワーアップしたミュージカル「Summer Snow」。今回の公演をもって第1章の幕を閉じ、しばらくの間、休みに入るとのことなので、この機会にソンモとジヒョクのそれぞれのカン・ジンハ像を楽しみながら、新たな感動をキャストと共に味わおう!




<公演概要>

■公演タイトル 韓国ミュージカル「Summer Snow」
■公演期間 2014年5月24日(土)~5月29日(木) 全11回
■会場 ゆうぽうとホール(東京都品川区西五反田8-4-13 )
会場HP: http://www.u-port.jp/hall/
■出演者 ソンモ(「超新星」)/ジヒョク(「超新星」)/Jewel /ソンフン/チョウン
キム・キボム/フィ(WHEE)/他
■料金 全席指定13,000円(税込)
■お問い合わせ サマースノー日本事務局:03-3449-5335(平日11:00~17:00)
■主催 EUNHASU Entertainment
■企画・制作 EUNHASU Entertainment


※開場は開演の30分前となります。
※上演時間約2時間45分(休憩含む)。
※未就学児童の入場不可。
※韓国語上演、日本語字幕あり。
※出演者は変更になる場合があります。
尚、出演者変更に伴うチケットの変更・払戻しはお受けできません。
■一般発売 5月10日(土)10:00より
チケットぴあ http://pia.jp/t/summersnow/ 【Pコード436-984 】他にて発売


①ミュージカル「Summer Snow」記者会見
①ミュージカル「Summer Snow」記者会見




Copyrights(C)wowkorea.jp 0