「WAZZ UP」JUNE(前)、kyo-hey
「WAZZ UP」JUNE(前)、kyo-hey
4回に渡り軌跡を紹介してきたソウル出身のアーティスト、JUNE(27)。彼がソロシンガー、クリエイターとして培った経験を生かし誕生させた3人組ヴォーカル・ラップ・グループ「WAZZ UP」(ワズアップ)が、8月6日(水)に2ndアルバム「YEAH」をリリースした。

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 JUNEと彼が「気が合う音楽仲間」と頼りにするメンバー・kyo-hey(27)に、ニューアルバムやグループ活動について話を聞いた。(メンバー・sheep(27)は現在休養中)

 元々、友人関係だったという2人。JUNEがkyo-heyをスカウトしたことから始まった。
<b>JUNE</b>:sheepと一緒に音楽をしようと話していた中で、もう一人グループに入れたいという思いがありました。そんな時期にkyo-heyと知り合って、カラオケに行く機会があったんです。そこで、「魅力的な声だな」と感じて、すぐに誘いました。

 当時23歳で普通に働いていたkyo-heyは一か月ほど考える時間をもらったそうだ。
<b>kyo-hey</b>:音楽関係の友人も多く、皆プライドを持って頑張っている姿を見ていたので、簡単に「やりたい」と言える立場ではありませんでした。軽々しくこの業界に足を踏み入れていいものなのか、すごく悩んだのは事実です。

 JUNEとしては、友人の人生を変えるかもしれないという立場。ただただ、静かに返事を待っていたという。
<b>JUNE</b>:特に説得はしませんでした。さらに迷わせてしまうのは嫌だったので、静かに待ちました。良い返事をもらえたときは、本当にうれしかったですね。

 「うれしかった」というJUNEの思いの反面、kyo-heyは不安でいっぱいだった。それもそのはず、グループ加入が決定してから初ライブまではたったの2週間。そこから音楽の基礎を学ぶこととなったのだ。
<b>kyo-hey</b>:「不安7、希望3」という思いでした。知識もない僕が、長く音楽をしていたJUNEとsheepの中に入ることになったわけですから。基礎からしっかりと学ばないと追いつけないと痛感しました。不安な毎日でしたが、JUNEに歌からリズムの取り方、ダンス、スタッフとのコミュニケーションの図り方など、さまざまな事を教えてもらって、なんとか形にできました。一枚目のアルバムが出たときに、ようやく実感がわき、自信ももてました。そこで初めてスタートラインに立ったという感覚がありましたね。

 「WAZZ UP」のレコーディングはほぼメンバーだけで行う。構成などもすべて自分たちで進行するため、“ぶつかり合い”も頻繁だったとか。
<b>JUNE</b>:レコーディングスタジオの中にはメンバーだけで入って制作します。kyo-heyとは同い年(同学年)ということもあり、意見のぶつかり合いが生じてしまうんです。1stアルバムのレコーディングをしていたときに、ちょっとしたトラブルが起きて、大きな言い争いに発展したことがありました。僕が求めているものが高い分、時間もかかるし、イライラしてしまったんです。エネルギーも使ってストレスも溜まるので、ひどい言葉を言ってしまい…。
<b>kyo-hey</b>:どっちもキレているので、譲らないんですよね。
<b>JUNE</b>:普段、そんなに噛まないんですけど、めちゃめちゃ噛んでしまって(笑)、パニックになりました。kyo-heyもすごい情熱を持って言ってきたので…。あの時は負けましたね(笑)。でもその日のうちに仲直りして、飲みに行きました。

 8月6日(水)に発売となった2ndアルバム「YEAH」には、ライブで大好評の楽曲から夏にぴったりのアップチューン「YEAH」など全12曲が収録された。リード曲「YEAH」について聞いた。
<b>JUNE</b>:前回のシングルの延長線と言えます。皆で盛り上がって楽しめるような楽曲を作りました。ライブで何も考えずに、ただその空間を楽しめられるような、そんな曲になっています。もちろん、カッコ良さやメロディの良さも求めているんですが、一番重要なのはリスナーに楽しんでもらうこと!そうでないと、作品としては意味がないと思っているので、今回は本当に皆で楽しめる曲に仕上がりました。ミュージックビデオも“クレイジー”な感じです。今回の作品のイメージカラーが白なのですが、衣装も白をベースにしていて、僕らが進化した姿が見えると思います。

 新作制作においてもJUNEのすごさを実感したというkyo-hey。それはどんなところだったのだろうか。
<b>kyo-hey</b>:JUNEの楽曲制作のすごいところは、計算されていることです。制作段階でJUNEの脳内では、ここで自分たちのステージングがあって、そこでこういうパフォーマンスをして…というような内容が固まっているんだと思います。それがうまく表現されているので、聴いた瞬間に皆が盛り上がってくれるだろうなというのが伝わりましたし、ライブではやく歌いたいと思いました。単に激しいのではなく、計算されたメロディがあるので、ぜひ聴いてもらいたいです。

 そんな計算された音楽制作でメンバーからの信頼もあついJUNEに、2ndアルバム「YEAH」の中でお気に入りの楽曲を聞いてみた。
<b>JUNE</b>:シングルにもなった「Sexy Beach Party Yes!! 」です。この曲を制作したことによって、これから僕たちがどんな方向に進むべきか、どんな楽曲、ライブを作っていけばよいかがはっきりと見えてきました。アルバムの中から一曲を選ぶのは難しいことですが、この曲に関しては中でも思い入れが強いですね。だからこそ、今回のアルバムには絶対に入れたいと思っていました。

 まさに夏にぴったりのアルバムだが、「WAZZ UP」としての「夏の思い出」を問うと意外や意外、「思い浮かびません」と口を揃える。
<b>JUNE</b>:僕たち、夏はバテてるから、外に出ないんですよ(笑)。
<b>kyo-hey</b>:僕は季節感ある遊びが好きです。例えば、夏はバーベキュー、冬はスノーボードをするとテンションが上がります。だけど、JUNEを誘っても「きょうはいいや」とパスされちゃうので(笑)。
<b>JUNE</b>:僕は、遊びに使うエネルギーを仕事で使うタイプなので。…というのは冗談ですけど(笑)。
<b>kyo-hey</b>:そういえば一度だけ、一緒にバーベキューに参加したことがあるのですが、ドリンクを注文するのに30メートルちかくの長い列に並ばなければならず…、1杯確保するのに30分もかかってしまい、本当に大変なバーベキューでした。
<b>JUNE</b>:そうそう、思い出したよ!アルコールを飲んでも、また次の1杯を飲むまで列に並ぶから、いくら飲んでも酔わなかったよね(笑)。ことしこそ、時間を作って夏ならではの思い出を作りたいです!それから、kyo-heyの故郷である滋賀県に行って、彼の昔からの友人にも会ってみたいなあ。
<b>kyo-hey</b>:僕は、JUNEと民宿のような所に泊まってみたいです。何も考えずにゆっくり、ぼーっとして…。
<b>JUNE</b>:新婚旅行かよ(笑)!
<b>kyo-hey</b>:たぶん、現地では別行動でしょうね(笑)。

 「尊敬しているアーティスト」にはそれぞれ、マイケル・ジャクソン(JUNE)、ブルーノ・マーズ(kyo-hey)を挙げた。
<b>JUNE</b>:昔から変わらずマイケル・ジャクソンを尊敬しています。最も勉強になるのは、楽曲に対する気持ち。みんなに愛される曲を作り、パフォーマンスに関しては、見ている人が日常を忘れられるようなステージを作り上げる人ですよね。彼を見ていると、僕もファンに感動を届けられるようなアーティストになりたいと強く思います。マイケルは僕にとって夢であり、目標です。
<b>kyo-hey</b>:僕は、ブルーノ・マーズです。3年前までは、アーティストという立場で音楽を聴いていなかったのですが、いまは僕も彼と同じ立場に立って音楽に触れる中で、彼独自の世界を尊敬しています。先日、ライブへ行ったのですが、驚くくらい「すごい」と感じて、さらに好きになりました!やっぱり、ライブアーティストはすごいなと直接、肌で感じることができました。彼は神です!
<b>JUNE</b>:僕もブルーノ・マーズのライブへ行ったのですが、その日は何もできなくなるくらいの衝撃を受けました。以前、ラジオ番組で彼にインタビューする機会があったのですが、その時「良い音楽を作ることも大切だけど、作り続けることが一番大切だよ」と教えられ、その言葉を大切にしています。
<b>kyo-hey</b>:そういえば最近、JUNEは毎日のように「魔女の宅急便」の主題歌を歌っているよね!
<b>JUNE</b>:そうなんです!最近、毎日ユーミン(松任谷由実)さんの曲を聴いていて、彼女は今までにない音楽を作り上げた人だと感じています。もっと早くユーミンさんの音楽に出合いたかったと悔しくなりました。

 そして2人は、「これからもずっと『WAZZ UP』の音楽を届けたい」と目標を掲げる。
<b>JUNE</b>:たくさんの場所でライブを開きたいという思いがあるのですが、そのためには、まず僕たちが音楽をやり続けることが一番大切だと思っています。何があっても諦めず、くじけずに前を向いて歩いていけるアーティストになりたいです。
<b>kyo-hey</b>:僕たちの存在を残すために、いま自分が何をやらなければならないか、日々考えています。何年先も「WAZZ UP」というグループが音楽を届けていること、それが目標です。

 最後にファンへメッセージを!
<b>kyo-hey</b>:いつも応援ありがとうございます!これからも「WAZZ UP」は皆さんが楽しめるような空間を作り続けていきますので、応援よろしくお願いします!
<b>JUNE</b>:今回のアルバムは、僕たちが“いましかできないこと”を詰め込んだ作品です。アルバムを聴いていただけたら、必ずお気に入りの曲を見つけてもらえると自信があります!それから、ライブ会場にもぜひ足を運んでくださいね。いつも、ありがとう!

 組まれるべくして集まった「WAZZ UP」の強い絆を感じるインタビューとなった。なお、彼らは来る24日(日)東京・南青山 FutureSEVENにて、単独ライブ「WAZZ UP サマーパーティー2014」を開催する。


[LIVE情報]
「WAZZ UP サマーパーティー2014」
2014.08.24(日)
1部 開場11:30/開演12:00
2部 開場15:30/開演16:00
東京・南青山 FutureSEVEN
内容:ライブ&オーディエンス参加型お楽しみ会/新曲CD即売特典会
料金:各\2.500(税込)

[好評発売中]
■アルバムタイトル
YEAH

■内容
01. TOKYO MIDNIGHT
02. Sexy Beach Party Yes!! 
03. YEAH
04. KIMI・GA・SUKI
05. The Thing About You
06. Christmas Time Again feat.K
07. 君がいない部屋
08. You You You
09. My Lady
10. TIME
11. Heart To My Heart
12. Stay Here
全12曲

You Tubeで配信して大好評の「Sexy Beach Party Yes!! 」のリリックビデオ、デビューから今迄の軌跡を追ったオフショット映像を収録したDVD付きの豪華盤!! 

「WAZZ UP」公式サイト
http://official.stardust.co.jp/wazzup/

「WAZZ UP」公式YouTube
http://www.youtube.com/user/stardustdigital

「WAZZ UP」公式Twitter
https://twitter.com/wazzupofficial

JUNE公式ブログ
http://stblog.stardust-web.net/june/

kyo-hey公式ブログ
http://stblog.stardust-web.net/kyohey/

[レギュラーテレビ]
TOKYO MX「フォンデュ!」内「Aja Aja TV」
毎週火曜日9:30~10:00

[レギュラーラジオ]
Fm yokohama「Aja Aja Friday」
毎週金曜日22:00~23:20生放送

Fm yokohama「K-POP!Now」内
毎週水曜日コーナー「WAZZ UPの韓国語講座Aja Aja」
毎週水曜日23:30~24:00

[連載コラム]
洋楽誌「INROCK」
「WAZZ UPのWhat’s Up」大好評連載中
毎月15日発売

[JUNE食レポ]
ワウ新大久保・コリアンタウンナビ「WOW新大久保」
http://www.wowsokb.jp/
不定期実施中



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