LADIES’ CODE の最新ニュースまとめ
韓国芸能界ではここ10年をさかのぼっただけでも、2004年に人気バラードユニット「Wanted」のメンバーが死亡した事故が起こり、2007年には「SUPER JUNIOR」(スーパージュニア)、2012年は「Miss A」と「Secret」、2013年は「ナインミュージス」、ことしの5月には「Dal☆Shabet」、6月には「INFINITE」、7月には「BESTie」と、車両移動中の交通事故が後を絶たない。新人時代の「東方神起」も事故に遭っていた。
韓国のK-POPアイドル業界には「交通事故保険」が義務付けられてもおかしくない状況が続いているのだ。特にアイドルに事故が頻発している原因としては様々な要因が考えられているが、大別すれば、次の2つに分けられる。
まず1つ目は根本的な問題で、韓国の交通インフラに端を発した問題だ。
韓国にも日本の新幹線にあたる時速300キロの高速列車「KTX」が存在するものの、その運行区間は限られており、まだ日本のような鉄道先進国にはなっていない。
そのため、全国各地をロケや収録、イベント、コンサートなどで駆け回らなければならない芸能人たちにとっては車で高速道路を飛ばすことが一般的な移動手段になっている。
実際に、前述のアイドル車両が交通事故に遭った場所もほとんどが高速道路だ。
次に2つ目の原因だが、韓国音楽業界、とくにアイドル界における「収益構造の問題」が挙げられる。
世界の先進各国の中ではもっとも早く「CD販売ビジネス」が崩壊し、音楽ダウンロード、または音楽ストリーミングが一般的な音楽の販売方法になってしまった韓国。CDというモノを作らない分、新曲の賞味期限も短いし、競争も熾烈だ。その上、「グッズ文化」もそれほど根付いていないので、結局は広告CMやテレビ番組、コンサート、各種イベント行事への出演で稼ぐしかない。
そうなると、すべてのメイン業務が現場と現場を移動する形となってしまい、必然的に「高速道路」を使わざるを得なくなるのだ。
とりわけ、ブレイク前のガールズグループたちにとっては、地方の中小規模イベント催事は主な収益源であり、事務所側も1本でも多くスケジュールを消化することを優先してしまう。
多くのアイドルが分刻みのスケジュールで忙しく移動しているのはこのためだ。
運転を担う現場のロードマネージャーたちも日頃の激務に追い詰められて睡眠不足になることが多いので、彼らの長距離運転は、まさに「居眠り運転」と隣合わせの状態になっているのだ。
今回の「LADIES’ CODE」(レディースコード)の事故の運転手は現在取り調べ中で、まだ調査結果は発表されていないが、過去のアイドルの交通事故はロードマネージャーの過失によるものが少なくない。言い換えれば、今回の移動は所属事務所が行ったので、「雨によるスリップ」以外に「所属事務所の管理責任」も可能性としてはあり得る。多忙な出演スケジュールで時間に追われることとなり、韓国特有の「パルリパルリ」(速く速く)の運転も疑ってみるべきである。
事故調査の警察は、雨が降った現場にスキッドマーク(スリップ痕)が残っていない上に、CCTVや防犯カメラもあまりなかったため、原因究明に苦戦しているようだ。
事故車の後輪が外れたことを事故の原因とする所属事務所のコメントもあり、大勢のマスコミは疑わずそのまま報道している。確か、後輪は外れている。
しかし、事故の原因ではなく、事故の結果として車輪が外れたとの判断が常識に近い。事故車は韓国芸能人が愛用するH社の有名ブランド車であった。この会社は、韓国自動車産業の老舗であり、車の本場アメリカや世界各国で、日本車並みの高い評価を得ている。もしも事故原因に対する所属事務所のコメントが間違っていたならば、その責任は更に重大だ。
いや、事故原因の究明は後でも良い。それよりは、無念にも亡くなったウンビのご冥福を祈りたい。そして、意識不明のリセの回復を祈る。2007年の交通事故で、4日間の意識不明から回復し、ステージに戻ってきた「SUPER JUNIOR」キュヒョンのように。
リセのステージで歌って踊る美しい姿に会いたい。
StarAudition_クォン・リセとリンラダ
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