韓国で5年ぶりに復活を果たして以来、初となる日本でのファンミーティング「2014 Fly to the Sky 1st Fanmeeting~REVIVAL~」を11月23日(日)、東京・品川ステラボールにて開催し、大盛況のうちに終えた韓国のトップR&Bデュオ、「Fly to the Sky」。
デビュー15周年の貫録を見せつけ、超絶ハーモニー&楽しいトークでファンを魅了したステージから、一夜明けた翌日、ブライアンとファニの2人に話を聞くことができた。
あれほどの歌唱力を持ち、ステージではカリスマ性を発揮し、会場を一瞬にして掌握する「Fly to the Sky」 だが、インタビュールームに現れた2人はとてもさわやかで、気さくで親しみやすい印象を受けた。それは、2人の仲の良い空気感が伝わってきたからだろう。
<B>-ファニさんは6月に同じ品川ステラボールで、ソロのファンミーティングを開催されましたが、今回は2人揃って。しかも、「Fly to the Sky」として日本でファンミーティングを行うのは、2009年5月以来ということで、いろいろな思いがあったと思いますが、今ファンミーティングを終えてどんなお気持ちですか?</b>
ブライアン:(おもむろにファニの腕を組み、寄り添いながらファニに)幸せだったんだろ?(笑)
ファニ:(照れながら)ハハハ。そうですね、「Fly to the Sky」として、久しぶりのファンミーティングだったので、感慨深いものがあったし、以前のライブやイベントに来てくださった方もいらっしゃったので、本当にうれしかったです。
ブライアン:前回2009年のファンミーティングも同じ場所だったんですが、そこで、ファニと一緒にリスタートを飾るということで、不思議な感じもしたし、楽しかったです。それに、ファニと一緒にステージに立ち、鳥肌が立つようなうれしさがありました。
<B>-でも、ファンミーティングでもお二人が韓国語で話していてもファンの反応が良かったし、「Fly to the Sky」 のファンは韓国語が分かる方が多いですよね?</b>
ファニ:そうですね。
ブライアン:韓国語で話してもリアクションを返してくれるのが、すごく不思議です。個人的に韓国語の勉強をしている方もいらっしゃると思いますが、「Fly to the Sky」がきっかけで韓国語の勉強をしている方もいらっしゃると聞きました。本当に僕たちのことを愛してくださっているのが分かるので、すごくありがたいです。
<B>-9月にソウル・慶熙大学で行われたアンコールコンサートでは、ファンが選ぶ「Fly to the Sky」の歌の人気投票ベスト50が発表されていて、1位は「重力(Gravity)」、2位は「避」、3位は「YouYouYou」でした。この結果についてはどう思いますか?</b>
ファニ:「重力」はすごく良い曲だったんですけど、僕たちがSMエンタテインメント(以下、SM)から独立する前のアルバムに入っていた曲で、活動期間が短かったので、もっと聴きたいというファンが多かったんだと思います。「避」はSMから独立して、最初にリリースした6thアルバムの収録曲です。リード曲「男らしく」の後続曲として活動はしましたが、やはりこの曲も活動期間が短かったので、ファンの要望があったのかなと。「You You You」は現在の人気の曲ということで選ばれたと思います。面白いのが、「重力」と「避」を手掛けた作曲家が同じということですね。
<B>-ファンミーティングでは、愛着のある曲として、ブライアンさんが「男らしく」、ファニさんが「Missing You」を選んでいましたが、その理由は?</b>
ファニ:「Missing You」は、「Fly to the Sky」がミュージシャンだということを印象付けることができた曲です。この曲から、「Fly to the Sky」=バラードというイメージが付いて、いろいろな作曲家さんから歌ってほしいとバラード曲が続々と送られてくるようになりました。「男らしく」は、SMから独立して初めてのアルバムのリード曲で、大手事務所から独立して、上手くいくだろうかと不安だったんですが、それを払拭してくれた好評を博した曲なので、それぞれ特別な曲ということで選びました。
<B>-来年はぜひ日本全国ツアーをやっていただけたらうれしいですが。</b>
ファニ:僕たちもそう思っていますが、今はもっと日本の方に「Fly to the Sky」のことを知ってもらう段階なので。
ブライアン:いつかね。
ファニ:今もたくさんの方に応援していただいているんですが、今以上にもっとたくさんの方に応援していただけたら、全国ツアーができるようになるのではないかと思います。
お互いの音楽的な才能を認め合い、尊重し合う2人だからこそ、15年という長い月日を共に歩み、第一線で活躍し続けてきた「Fly to the Sky」。インタビュー中も、笑いの絶えない2人の絶妙なコンビネーションが印象的だったので、「普段からこんな感じなんですか?」と聞くと、「堅苦しい感じより、楽しい現場で仕事をしたい」とブライアン。ポラロイドの撮影を自撮りでお願いし、ファニが撮ろうとした瞬間、ブライアンがその後ろにひょいと写り込んでニンマリするなど、周りにいたスタッフも大いに笑わせてもらった。
歌っているときとのこのギャップが、2人の魅力でもあるのかもしれない。また、次はどんな楽曲でファンの耳を楽しませてくれるのか、期待して待ちたい。
[MV] FLY TO THE SKY(플라이 투 더 스카이) _ You You You(너를 너를 너를)
[MV] FLY TO THE SKY(플라이 투 더 스카이) _ You You You(너를 너를 너를)