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2月7日(土)、雪まつり会場から程近いニトリ文化ホールで開催された「第66回 さっぽろ雪まつり 日韓国交正常化50周年記念 日韓友情まつり K・J-POP FESTIVAL」である。
「日韓友情まつり2015」は、NPO法人日韓文化交流会、(財)韓国文化産業交流財団、(一社)札幌観光協会が共催して7回目となる今年は日韓国交正常化50周年を記念して2月6日から8日まで様々なイベントが行われる。
ことしの出演グループは7組と、昨年よりも大幅に出演者の数も増え、更に勢いを増したこのイベント。当日は晴れやかな天候とは裏腹に、気温はマイナスであったにも関わらず、会場には開演前から多くのファンが集った。
トップバッターを飾ったのは、日韓両国で活躍する女性5人組アーティスト「Carat」だ。4月1日にメジャーデビューが決まったという彼女達は、ピンクと黒を基調としたセクシーな衣装で「Heart Break」、「Love Potion」、「Shake it Up」を披露。日本人の彼女らだが、2曲目の「Love Potion」は韓国語で歌い上げた。
MCでは、去年札幌を訪れた際、余りの寒さに驚いたため、ことしはヒートテックを5~6枚重ね着していると明かし、客席の笑いを誘った。韓国で合宿を行なったり、ソウルでのライブにも出演を果たしたりしている彼女達。今後も日韓の架け橋としてますます活躍する姿が期待出来そうだ。
2組目に登場したのは、ジフ。デビュー前の彼は、青いジャケットにアイボリーのパンツという爽やかなスタイルで、アコースティックギターを抱えて登場し、「Baby」をしっとりと弾き語った。大物さながらの余裕で歌っていたかのように見えた彼だが、MCでは一転、緊張している!と身振り手振りを交えながら初々しい一面を見せ、客席のハートをガッチリキャッチ。「ジフ~!」と黄色い声援が飛んだ。
また、ドラゴンボールの大ファンだという彼は、今回のために特別に練習したという「DAN DAN 心魅かれてく」を披露。アコースティックギターによるアレンジを施したメロディラインで魅了した。キュートな笑顔と明るいキャラクターが魅力のジフ。今後の活躍に注目だ。
続いての登場は男女ユニット「ジョンフンバンド」だ。伸びやかで綺麗な歌声が印象的な女声ヴォーカルと実力派のギターで織り成されるサウンドは耳に心地よく、「JUST FEEL」、「FOR MY BEBE」、「宇宙PLZ」の3曲を披露。2曲目の「FOR MY BEBE」では赤ちゃんや子猫の日常風景をホームビデオ風に編集した映像が映し出され、歌声共々会場をほっこりとさせてくれた。現在毎月新曲を発表するなど勢力的に活動している彼ら。新曲にも期待したい。
4組目は地元札幌のユニット「Team くれれっ娘!」。今回のK・J-POP FESTIVALはより日韓交流を深めるべく、国内アーティストも出演するという豪華な内容だ。
13人という大所帯の彼女らは赤いブレザー姿で元気よく「Fight!」と「青春チャイム」という2曲を熱唱。「ZARD」の「負けないで」をオリジナルの振りつきでカバーし、客席を沸かした。
5組目は昨年2月に正式にメジャーデビューを果たした女性4人組ボーカルユニット、「Melody Day」。美脚を主張するタイトな黒のドレス姿で登場した彼女らは、1曲目に「怖い」を披露。続くトークでは札幌の食を堪能したか?と問われると、ラーメンよりもジンギスカンよりもコンビニのプリンが1番美味しかった!と返し笑いを誘った。続いてはデビュー曲である「とあるさようなら」と、韓国版「のだめカンタービレ」のOSTである「Listen to my heart」を披露。数多くの韓国ドラマのOSTに参加してきただけあって圧巻の歌唱力とハーモニーで大いに会場を盛り上げた。
続いての登場は美少年6人組グループ「C-CLOWN」だ。「C-CLOWN」の文字が映し出されると会場は総立ちになるとともに黄色い歓声に包まれ、人気の高さを伺わせた。彼らが前日に訪れた児童福祉施設での交流の様子がスクリーンに映し出され、笑顔で子供達と触れ合う姿にも女性達の好感度は大だ。映像が終了すると、思い思いのストリートファッションに身を包んだ「C-CLOWN」が登場し、「Justice」「揺れている」の2曲を続けて熱唱。キレのあるダンスと熱い歌声に客席のテンションも最高潮に。
MCで自己紹介を促されると、それぞれ個性的なパフォーマンスでオーディエンスを沸かせ、トークでも大いに魅せてくれた。また、昨年の「KMF」で「少女時代」の「Gee」をカバーしたという話題に言及されると、その場で踊ってくれるというサプライズが!ファンには堪らない一幕だ。
その後「僕と会って」をパワフルに歌い上げC-CLOWN最後の曲は看板曲のひとつ、「SOLO」。サビではファンから「SOLO~」の合の手が入り、会場が一体となって盛り上がりを見せた。
そしてこのイベントのトリを努めるのは「Block.B」。映像が流れた瞬間、会場はこの日一番の盛り上がりを見せたことは言うまでもない。「Very Good」のロックな曲調に乗って登場した彼らは、黒に金糸の刺繍が豪華に施された衣装に身を包んでいた。激しいダンスパフォーマンスの後は「滅多にいない女」で軽快なラップを披露。パフォーマンスの幅の広さで会場を釘付けにした。
MCでは流暢な日本語で各々挨拶をする姿が見られた。今の気持ちを尋ねられるとステージを縦横無尽に走り回ったり、客席近辺まで歩み寄ったりしてサービスをする場面もあり、ファンからは悲鳴に似た歓声も上がっていた。
また、即興でダンスや歌を披露してほしいという要望を司会者から振られると、テイルがソロ曲を綺麗な歌声で披露し、それに他のメンバーも追随して歌いだす、といった茶目っ気溢れる一面もあり、ここでも大いにファンを沸かせた。
3曲目は「HER」。アップテンポなリズムで客席と一体化して盛り上がると、続く「Nice Day」ではキレのあるダンスで「Block.B」の勢いを見せ付けた。
最後は出演者全員が登場し、昨年大流行したこの季節にピッタリの曲「Let it go」を日本語、韓国語、英語で合唱し、サインボールを投げるファンサービスで締めくくった。
ことしも多くのアーティストが盛り上げてくれた「K・J-POP FESTIVAL」。来年はどんな交流が行われ、どんなドラマが生まれるのか。今から楽しみで仕方ない。
Block B-「Very Good」(Japanese Ver.) MV(字幕付き)
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