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本作は、小さな青果店からスタートし、年商300 億を誇る食品流通会社にまで成長させた、青年実業家の実話をもとに、<チョンガンネ青果店>で働く独身男たちを主人公に、若いエネルギーや情熱を散りばめながら、夢や希望、友情や絆を描くイケメン5人の奮闘記。韓国では、小説がベストセラーになり、ミュージカルそして、ドラマ化もされた人気作品だ。
日本ではドラマ「僕らのイケメン青果店」が2012年に放送され話題となり、2013年にはD-BOYSによってミュージカルとしても上演された。韓国版ミュージカルは2008年に初演。その後再演を重ね、2013年10月、アミューズ・ミュージカルシアターでの初の日本公演が好評を博し、翌年2月に新大久保にてアンコール上演されている。
韓国でも2014年11月21日から2015年1月1日まで再演され、本作はその日本公演となり、ついに3度目の来日公演の幕が上がった。この日の公開稽古には夜公演のキャスト、ミン・ウヒョク、イム・ガンソン、セヨン、ドンヒョン、リッキー、イ・ミョンファ、ホ・ウンミが出演。
ミン・ウヒョクがパワーあふれる熱血漢で、<チョンガンネ青果店>の隊長テソン役、イム・ガンソンがテソンの高校時代の友人で、かつて商社マンとして輝かしい未来を約束されていた常識人ミンソク役、セヨンが祖母の病院費を稼ぐため、ホストクラブで働いていた優しいジファン役、ドンヒョンがアメリカの名門バークレー経営学部に留学経験のあるお坊ちゃまユンミン役、リッキーが済州島出身、兵役を終えたばかりの<チョンガンネ青果店>の末っ子チョルジン役として登場。
主題歌「イケメン青果店~チョンガンネ」では、イケメン5人がエネルギッシュで躍動感あふれるダンスを披露し、華やかな幕開けを告げた。
ステキな笑顔の5人に一瞬でノセられ、その後も「くじらの夢」、「共に旅路を」、「翼を広げよう」などミュージカルナンバーはどれもステキな曲ばかり。
劇中ショーもあり、「イカソング」、「ナイフ使いの歌」などユニークな演出も目を引いた。
そして、何といっても、仲間同士の関係や葛藤、それぞれ抱えている悩み、問題などがしっかり描かれているので、感情移入しやすく、ストーリーも分かりやすいので、共感できるポイントが満載。
セヨンはセクシーさを漂わせ、ドンヒョンはムードメーカー的な明るい雰囲気を、リッキーは軍隊っぽい固い口調で、元気いっぱいの末っ子らしいかわいらしさを全面に出すなど、それぞれがキャラクターの魅力を存分に発揮し、それぞれに見せ場があるので、きっとお気に入りの店員も見つかるはず。
「商品ではなく、喜びを売ります」という若者たちが夢に向かう姿は爽快で、彼らのパワフルなステージに元気と感動をもらえることだろう。
その後、記者会見は取材陣の他、来場者特典で招待されたファンも詰め掛け、多くの人が見守る中、フリーアナウンサーYumiの司会で行われた。
劇中の衣装のまま、ミン・ウヒョク、イム・ガンソン、セヨン、ドンヒョン、リッキーが登壇。質疑応答では、セヨンとドンヒョンが日本語で受け答えするのをミン・ウヒョクが驚いた表情で見つめる姿が印象的だった。
<B>―ごあいさつからお願いします。</b>
ミン・ウヒョク:こんにちは。お会いできてうれしいです。「僕らのイケメン青果店」で隊長のテソン役を演じる俳優ミン・ウヒョクです。
セヨン:「CROSS GENE」のセヨンです。ジファン役です。よろしくお願いします。
リッキー:こんにちは。「TEENTOP」のリッキーです。「僕らのイケメン青果店」で末っ子のチョルジン役を演じます。
ドンヒョン:こんばんは。ドンヒョンです。ユンミン役です。面白かったですか?(客席が反応すると)ありがとうございます。
イム・ガンソン:こんにちは。ミンソク役のイム・ガンソンです。よろしくお願いします。
<B>―いよいよこの後、夜公演が始まりますが、今の心境はいかがですか?</b>
ミン・ウヒョク:日本には何度か観光で来たことがあるんですが、ステージ上での姿をお見せするのは初めてです。これをきっかけに、これから日本でも活動していきたいです。今はとてもワクワクしていて、お客さんがどんな反応をするのかとても楽しみです。
セヨン:本当に緊張しています。でもお兄さんたちやリッキーさん、ドンヒョンさんが助けてくれるので。もっともっと頑張ります。
リッキー:韓国で一生懸命稽古してきたものをきょう初めて日本でお見せするので、その反応がすごく気になるし、期待しています。「TEENTOP」のリッキーではなく、ミュージカル俳優としての姿をお見せするんですが、もしミスをしても温かく見ていただけたらありがたいです。
ミン・ウヒョク:ミスはするなよ!(笑)
リッキー:ハイ。
ドンヒョン:失敗は禁止!
リッキー:ハイ!
ドンヒョン:僕は初公演なので、ドキドキしています。そして、日本に来るのが本当に久しぶりですが、日本のファンの方たちがずっと待っていてくれました。日本に来て、今本当にうれしいです。ありがとう。
<B>―(ドンヒョンは)あまり緊張していないように見受けられますが、本当に緊張していますか?</b>
ドンヒョン:ハイ。…ウソです(笑)。
<B>―どっちなんでしょう。緊張しているのか、ウソなのか。</b>
ドンヒョン:ウソです(笑)。
<B>―イム・ガンソンさんは今の心境いかがですか?</b>
イム・ガンソン:まずは、皆さんとお会いできてうれしいです。僕も日本で公演をするのは初めてなんですが、今後何度も来られたらいいなと思っています。
<B>―この作品は何度か演出が変わったと聞いています。今回の公演では、どのようなところにポイントを置いて、演じていますか?</b>
ミン・ウヒョク:このミュージカルは、互いに違う人生を送っていた若い5人の男性が集まり、1つの夢を追い掛けていくという物語です。それぞれが事情を抱えているんですが、それをみんなで解決しながら、その困難を克服し、夢を実現させていくという展開なので、そこに重点を置いて演じています。
<B>―ミン・ウヒョクさんとイム・ガンソンさんはミュージカル俳優で、他の3人はアイドルとして活躍していますが、それぞれ違う分野で活躍されているので、稽古中もいろいろな相乗効果があったと思います。それぞれの立場から刺激を受けた部分などがあれば教えてください。</b>
イム・ガンソン:最初、アイドルの方たちと共演すると聞いたとき、作品自体が若い男性の物語を描いているので、十分に面白くなるだろうとは思っていました。そして、稽古を始めてみると、予想以上に彼らが素晴らしく、センスのある姿を披露していたので、僕自身もそれに感化され、楽しくやっています。
ミン・ウヒョク:もちろんジャンルは違うんですが、同じ舞台に立つ人間という意味では変わりないと思います。なので、彼らもプロだなと感じ、とても驚きました。稽古もすごく面白かったです。あと、年齢差がすごくあり、僕とリッキーは一回り違うんです(笑)。12歳差です。なので、自分まで若くなったような気分で、若い人たちのエネルギーをもらいながら、僕らも楽しく稽古ができました。やはり舞台では、みんなもベテランだなと感じたので、舞台の上で僕たちが楽しく遊んでいるような感じも出せると思います。それをぜひ期待していただきたいです。
セヨン:本当に1から10まで、勉強させられることばかりです。演技、歌、表現力まで、お兄さんたちから本当に多くのことを教えてもらっています。ベストを尽くして、最大限の力を出したいと思っています。
リッキー:この作品で初めてミュージカルに挑戦することになったので、最初は慎重に全ての行動一つ一つに気を遣わなきゃと思っていたんです。でも、お兄さんたちが楽に接してくれて、間違えばしかってくれたり、やさしく教えてくれたり、僕がステージ上で最大限の力を出し、ベストを尽くせるような状態にしてくれたと思います。まだ今も勉強中ですが、カッコいい舞台をお見せしたいと思います。
ドンヒョン:やっぱり年が上なので、実力が素晴らしい。演技がうまいなと感じます。
<B>―次の質問は…。</b>
ドンヒョン:僕、(みんなに)質問があります!みんな日本に来て、何が食べたいですか?
ミン・ウヒョク:カレーうどんです。2006年に、アン・ジェウクさん率いる芸能人野球チームのメンバーとして来日したとき、カレーうどんが一番おいしいという店に連れていってもらったんですが、本当においしかったんです。でも、当時は円が高くて、あまりたくさん食べられなかったので、今回は食べたいなと思います。
<B>―他の方はどうでしょうか。</b>
ドンヒョン:僕は、やっぱり…。
<B>―自分で質問して、自分で答えますか(笑)。</b>
ドンヒョン:セルフです(笑)。僕はやっぱり、日本のファンの皆さんの愛です!
(ミン・ウヒョクが立ち上がり、怒るような素振りを見せ、会場一同大爆笑)
<B>―イム・ガンソンさんはどうですか?日本で食べたいもの。</b>
イム・ガンソン:食べたいものというより、ドン・キホーテに行きたいです。
ドンヒョン:かわいい~(笑)。
イム・ガンソン:何でもあると聞いたので、とにかく行ってみたいです。
セヨン:僕は食べ物だったら、ラーメンが好きです。一番好きなラーメンがあって、「CROSS GENE」のメンバーと日本に来るときは、いつもその店に行きます。本当においしいです。
ドンヒョン:僕も行きたい!
セヨン:じゃあ、これ終わってから一緒に。
ドンヒョン:行きましょう!
<B>―リッキーさんは?</b>
リッキー:僕は日本のお菓子が好きで、特にチョコレート菓子が大好きです。ファンの皆さんがくださるんですが、それを食べているときが幸せです。
<B>―チョコレートの話が出たので、今までのバレンタインデーで変わったものをもらったとか、変わった体験をしたというエピソードがあれば教えてください。</b>
セヨン:僕の顔をかたどった、手のひらサイズの手作りチョコレートをもらったことがあります。全部食べました(笑)。
ドンヒョン:僕は奥さんがいらっしゃるお兄さんたちに聞きたいです!奥さんたちがどのようなプレゼントをくれたのか。僕もいつか結婚したとき、それを参考にしたいので。
ミン・ウヒョク:家族同士はそんな甘いことはしないよ(笑)。実は僕、バレンタインデーは男性が女性にプレゼントをするものだと勘違いしていて、共演していた女優さんたちにチョコレートをあげたことがあります。バカみたいな感じになりました(笑)。結局、僕があげたものをそのままそっくり、プレゼントとして返されました。
イム・ガンソン:先ほど、セヨンが自分の顔をかたどったチョコレートをもらったと聞いて思い出したんですが、僕もファンの方に、僕の顔写真をプレートにしたチョコレートをもらったことがあります。でも、顔の部分はどうしても食べられなくて、顔の周りの部分だけかじり、顔の部分は舐めて溶かして食べました(笑)。
リッキー:僕はバレンタインデーに、ファンの方以外でチョコレートをもらったことがないんです。実の兄が小学校のときすごく人気が高かったので、たくさんチョコレートをもらってくるんですが、それにヤキモチを焼いていました。なので、兄がもらってきたチョコを全部食べていました(笑)。僕にとって、バレンタインデーはいい思い出がないです。
ドンヒョン:僕はチョコレートがあまり好きじゃないんです。だから、思い出もありません(笑)。
<B>―では、チョコレート以外でもらえるなら、何がほしいですか?</b>
ドンヒョン:みんなの愛。愛が必要!
ミン・ウヒョク:コンセプトがぶれないね(笑)。兄さんたちを変な感じにしておいて、自分だけ…(笑)。
記者のように共演者に質問をしたかと思えば、自分もそれに答えるというムードメーカーっぷりを発揮したドンヒョンの活躍で、終始笑いに包まれた会見は終了。
フォトセッションの後、ムービー撮影では、劇中のワンシーン「商品ではなく喜びを売ります!」というセリフをみんなで叫び、さらに気合を入れた5人。最後にミン・ウヒョクが「先ほど叫んだコールのように、僕たちは舞台上で、皆さんに喜びを売りたいと思っています。ぜひ、公演を観ながら多くのことを持ち帰っていただきたいです。ありがとうございました」とあいさつし、締めくくった。
夢見るイケメンたちから活力や元気がもらえるミュージカル「僕らのイケメン青果店 チョンガンネ」は、22日(日)まで。ぜひこの機会に劇場で!
「僕らのイケメン青果店~チョンガンネ」公開直前舞台稽古
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