【公演レポ】「BTOB」、僕達は「Melody」の彼氏だと思ってるから！

3月25日に発売された日本オリジナルシングル「未来（あした）」がオリコン週間チャート2位を記録するなど、日本での人気も上昇中の「BTOB」が、2015年初となる単独コンサートを開催。東京公演は4月29、30日に東京ドームシティホールで行われた。

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　1曲目からノリノリの「WOW」を披露し、テンション高くスタートしたライブ。そして最初のあいさつでは、「もう自己紹介は飽きたから、左の人を紹介しよう」とソンジェが突然の提案をし、日本語に自信のないメンバーはあたふたしながらも楽しい時間に。トップバッターのチャンソプはウングァンの紹介で「あ…これ…みなさんの、プレゼント」と一生懸命。そして、なんとか日本語で紹介できたことに「私、本当に素晴らしい！」と満足そう。

　続くウングァンは、プニエルの紹介ということで思わず英語で「He is wonderful guy…Nice to meet you！」と知っている単語を並べる。プニエルがミンヒョクを紹介しようとすると、ウングァンが耳元でアドバイス。おかげで「かれ、カレー？カレー食べたいっ」と連想ゲームになりつつも「『BTOB』のミンヒョクです！」と最後はキメた。ミンヒョクはヒョンシクに「世界でいちばんキラキラ光る男です」とキラキラを要求し、ヒョンシクもキラキラな笑顔で応える。ヒョンシクはソンジェを「みんな一緒にしてください。1、2、3、4、5、6ソンジェ！」とファンと一緒に紹介。

　ソンジェはイルフンを「この兄貴は、ご飯を食べるのがいらない人です。ただみなさんの愛だけ食べている…電車」と、天使を電車をと言い間違うと、ミンヒョクが電車のマネをしてステージを走り、イルフンも「電車で～す」と自己紹介するなど大盛り上がり。そして最後にチャンソプを紹介するイルフン。「チャンソプは、世界でいちばん甘い声を持っている。聴かせて」とお願いすると、チャンソプは照れながらも「聴かせて～」と「東方神起」の「Bolero」のサビを歌った。

　「The Secret Diary」と題された今回のライブは、ファンの日記を盗み読みしたところ「彼氏がほしい」と書かれていて、その夢を叶えてあげようというコンセプト。「今日から僕達が『Melody』（＝「BTOB」のファン）の彼氏になりました」とソンジェが言うと、「彼氏になったらまず何をする？」とキス顔をするミンヒョク。そしてイルフンの「感動させるね。行くぞー」という言葉を皮切りに「You’re So Fly」、「Happening」、「Thriller」などヒット曲を一気に歌いながらカラフルな「BTOB」の魅力を見せてくれた。

　理想のデートやプロポーズをそれぞれが語る映像では、「彼女のために特別なイベントやプレゼントを用意したい」と風船などで飾られた「BTOB」流“LOVE HOUSE”を全員で用意。風船いっぱいの部屋がステージにも登場すると、甘い雰囲気で最新シングル「未来（あした）」を披露した。歌のあとは、今日誕生日のファンのためにイベントをすることに。誕生日だというファンが手を挙げると「たくさん、いるふん」と自分の名前を入れたギャグを静かに連呼するイルフン、ケーキに火をつけるのにてまどうミンヒョク、まったりしてしまったメンバーに「みんなテンション上げて！（アドリブを入れた）僕のせいですか？ごめん！」と叫ぶソンジェと賑やかに楽しくイベントは進み、ようやく準備が整うとヒョンシクのピアノで「Happy Birthday」を歌う。そしてそのままヒョンシクのピアノで「Monday to Sunday」をしっとり歌い始め、再び音楽で魅せる「BTOB」の世界へ。「2度目の告白」や、この日のために用意したカバー曲などでファンをうっとりさせた。

　またライブで披露したことがなかった「Press Play」や「Stand up」、「Why」をメドレーで披露するなど新鮮なパフォーマンスもたっぷり。さらに歌いながら会場に飛び出し、アリーナの通路を歩きまわったり、1階バルコニーまで上がってきたりしてファンと触れ合う場面では会場のあちこちからファンのよろこびの悲鳴が。

　終盤のあいさつでは、「僕達は『Melody』の彼氏だと思ってるから、幸せですし、ずっとずっとドキドキするね」とウングァン。ドラマの撮影で忙しいというソンジェも「昔からしたかったことをたくさんするよね。それで超楽しくておもしろい人生だと思います。それは全部『Melody』さまのおかげさまだと思いますよね。義理！人情！」とファンへの感謝を述べ、ミンヒョクは「僕が愛してるって言っても心の本気の半分も伝えられなかったけど。愛をもらうほど責任感が強くなります」と愛を告白。メンバーそれぞれが愛と感謝にあふれた言葉をファンに伝えると、「MAGIC TIME」、「Shake It」とダンスナンバーを連続で披露。骨盤ダンスなどを駆使してのダンス対決などでテンションMAXに盛り上げた。

　アンコールでは「Catch Me」と「Hello」を。最後は、ステージを去るのが名残惜しかったのか、ミンヒョクが見事なアクロバットを披露。するとウングァンもあとに続き、前転＆バック転を。うまくキマッたことに本人がいちばん驚いていたようで、うれしそうな笑顔で走り去るというサプライズで、東京2日目のライブは終了。「いつかは隣の東京ドームで！」という夢に向かって、彼らは明るい未来の一歩をファンとともに歩みだしている。


主催:キッス・エンタテインメント