歌手SE7EN
歌手SE7EN
R&BシンガーSE7ENが「SE7EN 10th Anniversary Tour in Japan」最終公演を自身の誕生日である11月9日(月)にTOKYO DOME CITY HALLで開催した。

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 全国4大都市(東京・名古屋・大阪・福岡)を巡ってきた今回のライブは、日本での活動再開後初のツアーでもあり、待ちわびた多くのファンの期待に応える公演となった。

 オープニングはダークなイメージでスタート。ヴァンパイアをイメージしたようなファンタジックな映像をバックに、棺のセットから登場したSE7EN。ブラックのレザージャケットにサングラス姿で、「CRAZY」、「BETTER TOGETHER」、「DIGITAL BOUNCE」と激しいダンスナンバーを立て続けに3曲披露。「盛り上ろう!」というSE7ENの声に、ファンの歓声も高まる。

 「こんにちは!こんにこんにーSE7ENです!」とクールなステージから一転、キュートなフレーズであいさつ。「ただいま。」という言葉に、ファンも「おかえりー!」と口々に大きな声を返す。そしてこの日はSE7ENの誕生日当日という特別な日でもある。「“僕の日”に、皆さんと一緒に楽しむことができてうれしいです!ありがとうございます!」「今日はスペシャルな日だから、いろいろ話そうと思って。日本語も頑張ります!」とこの特別なステージへの意気込みを語った。

 続いてのパートでは、「I’M GOING CRAZY」、「UNDERSTAND~今さら~」、「LALALA」といったダンサブルなミディアムナンバーで雰囲気を変えて、観客を魅了する。

 そして、衣装をシルバーのジャケットに着替え、今回のツアーのハイライトでもあるバンドセットと共にステージに再登場。迫力の生演奏、生コーラス隊をバックに「ANGEL」「STYLE」をグルーヴィーに歌い上げた。

 「10周年の特別なツアーだから、初めて歌う曲を準備しました」と、韓国でも有名な平井堅の「瞳を閉じて」と中島美嘉の「雪の華」をカバー。SE7ENらしさ溢れるパワフルなボーカル・アレンジで繊細なバラード曲も情熱的に響かせた。

 「みなさんと離れていた時間にたくさん聴いていた」という「会いたい」まで、バラードで聴かせた後は、SE7ENが初めてミュージカルに挑戦した作品「エリザベート」から、彼が演じた「黄泉の帝王・トート」のソロナンバー「影は長くなって」を披露。この日会場にいた多くのファンも韓国まで足を運んで観劇したというこの作品。R&Bシンガーとしての魅力とはまた違う、表現者としての一面を見せつけ、圧倒的な歌声で客席を包み込んだ。

 デビューからの軌跡を振り返る映像では、まだ幼さの残る10年前からだんだんと大人の魅力を増していく姿と、ずっと変わらない歌声にファンと共に歩んできた道のりが感じられ、会場からは自然と大きな拍手が起こった。

 ここで初心を表現したような爽やかな白いジャケットに衣装をチェンジ。2005年リリースの日本デビュー曲「HIKARI」、再始動のテーマソングかと思わせる「LOVE AGAIN」を続けて披露し、会場を明るいムードで一変させる。

 「たくさん歌っているけれど、歌うたびに新しい気持ちになる。僕が日本に来て初めて日本の皆さんと出会った曲だから、歌っていて幸せです。」と「HIKARI」に対しての想いを語るSE7EN。新しい自身の事務所のことや今後の活動について、晴れ晴れとした表情でファンに報告した。「僕が歌いたい時に歌う!やりたいことをやる!日本に来たいと思ったら来るから!来年から日本の活動も本格的に頑張ります!」と力強く宣言し、ファンを喜ばせた。

 更にここで客席のファンからのリクエストで、アルバム未収録の楽曲「君だけに」を即興で届けた。突然のことにも関わらず、完ぺきな演奏とコーラスで合わせるバンドにも感動しながら、サービス精神溢れるSE7ENの姿に会場も大きな盛り上がりをみせた。次に歌われた韓国でのデビュー曲「COME BACK TO ME」ではファンもSE7ENと共に歌声を合わせ、ステージはクライマックスへ。

 「前に歌った時は悲しい気持ちだったけど、今回は幸せな気持ちで歌うことができる」と語る「僕が歌えなくても」、「ありがとう」にこれまでの感謝と、未来への期待を込めて歌うSE7ENは、ここに日本再始動の一歩を大きく踏み出した。

 アンコールの「ENTRANCE」では客席後方からサプライズ登場。セルフムービーカメラを片手に客席を通り、ステージへ向かう。ファンも大喜びでSE7ENの歩く道を笑顔で満たした。「ここが皆さんと僕のスタートラインです!これからですよね!」とこの日最後の曲「スタートライン」で会場のボルテージは最高潮に。

 「長い時間待っててくれて本当にうれしいです。これからたくさん会いましょう!よろしく!」と力強くこのアニバーサリー・ライブを締めくくった。




SE7EN - THANK U (고마워) M/V
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