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この日のクリスマスイベントは会場を訪れたファンが「私立NA.NA.NA涙学園」という高校3年B組の在校生という設定。そして「有吉ジャポン」などに出演し人気を博している美人オネエ、ベルが担任の先生、ダンサーのNOSUKEが副担任になってイベントが進行された。ベル先生が登場し、「起立、気を付け、礼」と本当の学校のようにイベントはスタート。先生から「このクラスに転校生がやってくるのよ」と伝えられ、メンバーが一人ずつ登場した。
まずベクホは制服にメガネをかけて知的な雰囲気で「初めまして。ベク・ホンジュンです」と話すと、ベル先生から「ぺ・ヨンジュンじゃないの?」と突っ込みが。すると「僕のことベク様と呼んでください(笑)」との言葉に、会場からは「ベク様~!」と黄色い歓声が上がった。
続いてアロンがアメリカから来た日本語のできない転校生アロン・アルファとして大きなつけ鼻をつけて現れ、会場の笑いを誘った。そしてこの日一番の盛り上がりをみせたのはレンが登場した時だった。ここまでの二人は男子高生として登場したが、レンはなんと黒髪で三つ編みのかつらをかぶり、ミニスカートの女子高生ルックでファンを驚かせた。グループの中でもそのビジュアルの美しさや、美意識が高いことで知られるレンだが、女性アイドルにも負けないくらいの可愛らしい女子高生に見事に変身したレンに、しばらくの間歓声と悲鳴、どよめきで会場がいっぱいになった。そして高い声で「北千住みれんです。出身は北越谷です」と自己紹介してファンを笑わせた。
JRも金髪のロングヘアのかつらをかぶってパラパラダンスを踊るギャルに変身、会場はまた大歓声に包まれた。JRは「ウケる」、「KY」など今時の言葉を使う「ジェアラー」という女子高生になった。
ラストはベル先生の「次の子どこ?」という声に、会場には大きなバイクの音が。するとミンヒョンがスケバン刑事になり竹刀を持って客席から登場し、会場の熱気を高めた。
黒い長い髪に長い丈のセーラー服を着て、普段のミンヒョンとは逆の怒りやすい「綾美屋隅子(あやみやすみこ)」になりきった。そしてその姿のまま「FACE」の一部を披露。普段とは違った雰囲気でのステージに、いつにも増してファンの掛け声も大きく盛り上がりを見せた。
その後はシュークリームのロシアンルーレットゲームでわさび入りを食べたのをばれないようにダンスするコーナーや、チームに分かれてファンのジャスチャーを見て答えるジェスチャーゲームを行なった。
負けたベクホが苦いお茶を飲めないでいると代わりにJRが飲んでチームワークを見せたところでゲームは終了。
ここからはクリスマス当日、メンバーたちがクリスマスパーティーの出し物を披露する時間へ。トップバッターのベクホはドラマ「冬のソナタ」のテーマ曲「最初から今まで」が流れる中登場。片手にスプレーを持って自ら雪を演出しながら韓国語で「雪の華」を歌うも、ベル先生の「雪少なくない?」という言葉に会場は爆笑に包まれた。
次はまたもやその見た目に驚かされたレンのステージ。レディー・ガガ好きで有名なレンが「Poker Face」をダンサーとともに完全コピー。ミュージックビデオのガガの衣装や髪型も再現して、ファンの歓声を呼んだ。
またミンヒョンは可愛らしいキッズダンサーと「氣志團」の曲を、アロンはファンの手拍子の中、人気お笑い芸人「バンビーノ」のネタをメンバーやベル先生も交えて披露した。ラストのJRはずっと練習していたという自転車に乗ってステージに登場し、ファンを驚かせた。
全員のステージが終了すると、ファンの拍手と声援で順位を決め、最下位になったアロンにはタワシのプレゼント、そして1位になったレンにはなぜかベル先生をプレゼントすることになり、レンは「いらないよ!」と拒否し会場を爆笑させた。この日ベルは「本当に大変だったの。みんな台本にないこともするし(笑)」と話しながらも「すごく楽しかった!」と会場を後にした。
楽しいゲームコーナーが終わるとこの日だけのスペシャルステージの時間となった。ベクホはキム・ボムスのバラード曲「悲しみ活用法」を澄んだ高音と切ない歌声で披露しファンを感動させた。
ミンヒョンは最近まで放送されていた月9ドラマの主題歌である「back number」の「クリスマスソング」を選曲。前奏がかかるとすぐに会場は黄色い歓声で包まれた。またダンサーとともにアロンが息の合ったダンスステージでも盛り上げた。ソロコーナーが終わるとメンバー全員でマライア・キャリーの「All I Want For Christmas Is You 」をファンと一緒に歌い、一気にクリスマスムードを高めた。
そのまま「Shalala Ring」まで計5つのスペシャルステージを届けた。ここまでを披露するとミンヒョンから「盛り上がりましたが、そろそろ宴もたけなわでございます」との言葉に、ファンから「え~」と大きな声が上がった。すると続けて「僕たちも嫌ですよ。今日は楽しすぎてあっという間でした」と笑顔を見せた。
ことしを振り返り、昨年声帯手術のためクリスマスイベントに参加できなかったベクホは「ことしはアルバムも出たし、僕ののどの調子も良くなって本当に幸せな1年でした。来年はもっと頑張って歌います」と語り、アロンも「2015年は皆さんのおかげで本当に楽しかったです。2016年もよろしくお願いします」と続けた。そしてレンは「クリスマスをこうして皆さんと過ごせて本当にうれしかったです。これから韓国に戻って新しい姿を見せるので応援してください。そしてまた日本で活動もします!」と日本でのファンとの再会を約束した。ラストの「Access to You」まで披露してステージを後にした。
アンコールでは客席からサンタクロース姿でメンバーが登場、ファンと触れ合いながら「恋するWonderland」を披露、ラストはファンと息の合った掛け合いで「Let’s go Crazy!」を大盛り上がりの中歌ってイベントは終了した。
ファンに全員で丁寧にお辞儀をし、ステージを去る時、レンが「サランへ」と何度も何度もファンに叫ぶ姿にファンへの愛情が感じられて印象的だった。
「NU’EST」は韓国に帰国した後、韓国でのカムバックの準備に入る。そして年明けには日本で主演映画「知らない、ふたり」の公開を控えている。韓国での活動が終わればまた日本での活動を予告している彼ら。来年また成長した姿で「NU’EST」に会える時が楽しみだ。
NU'EST 『Cherry』映画「知らない、ふたり」ver.
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