【会見レポ】「B.I.G」、ついに日本デビュー！「ファンの皆さんと一緒に成長していきたい」

韓国アイドルグループ「B.I.G」（ビー・アイ・ジー）が、2月から日本での活動を本格的に開始した。
「B.I.G」は2014年7月に1stシングル「HELLO」で韓国デビューしたジェイフン、ベンジ、グクミンピョ、ゴンミン、ヒドからなる5人組グループ。グループ名の「B.I.G」とは、「Boys In Groove」の略で「音楽に酔った少年たち」という意味を持っている。

B.I.G の最新ニュースまとめ

　デビュー曲「HELLO」では、韓国語・英語・中国語・日本語・フランス語など世界各国の言語を取り入れた歌詞で鮮烈な印象を残し、韓国文化芸能大賞 K-POP部門において新人賞を獲得している。そこから活発な活動を続け、昨年11月には韓国で4thシングル「TAOLA」を発表し、男らしくセクシーな新しいコンセプトを表現。更にその魅力を深めた。
日本では2015年6月に「B.I.G Japan First Live」を2日間に渡って開催するなど、デビュー前から大きな注目を集めていた。

　そんな「B.I.G」が、2016年3月16日にリリースされる1stシングル「TAOLA」の発売を記念して、2月14日(日)、東京・新大久保K-stage O！にて記者会見を開催した。

　会見前のショーケースでは、「HELLO」、韓国2ndシングルのタイトル曲「Are You Ready？」、そして日本でのデビュー曲にもなった「TAOLA」のオリジナルバージョンが披露され、パワフルなキレのあるダンスで集まったファンを魅了した。

ショーケースの興奮冷めやらぬ中、「はじめまして！僕たちは『B.I.G』です！」という元気いっぱいのあいさつから記者会見がスタートした。
2016年1月16日にタワーレコード渋谷店主催のK-POP イベント「“K-POP LOVERS！”SHOWCASE Vol.3」に（土）に出演して以来の来日となる今回。

　この1か月間、どんな風に過ごしていたかを尋ねられると、「日本でのデビューの為に、ずっと練習をしていました。」とリーダーのジェイフンが答える。
アメリカ出身のヴォーカリスト、ベンジが「デビューが決まってとてもワクワクしています！今回は約2か月という長い時間を日本で過ごすので、楽しくてかっこいいステージを見せられるように頑張っています」と今回の日本での活動に対する意気込みを伝えると、ダンスを得意とし、振付にも参加しているゴンミンは「たくさんの公演を行うので、毎回どんなステージにしていこうか悩んでいます」と胸の内を明かした。

　「日本のファンの皆さんにはとても温かい印象を持っていて、公演をする度にたくさんのパワーをもらっています。皆さんと一緒に成長していきたいです」とジェイフンがファンへの思いを語り、爽やかなビジュアルのラップ担当ミンピョも「今までに経験した日本での公演はとても勉強になりました。今回の公演でももっと成長したいです」と話した。
低音ボイスが魅力の末っ子ヒドは「日本のファンの皆さんにたくさん会う機会ができてうれしいです。日本で良い思い出をたくさん作って、それをまた韓国での活動にも活かせると思うので期待しています」という心境を聞かせてくれた。

　この記者会見は一般のファンにも公開され、「B.I.G」の日本デビューを祝し、会場にはたくさんのファンが集まっていた。その中で「B.I.G」を見るのは今回が初めてというファンのために、「B.I.G」 の“魅力アピールタイム”が設けられ、メンバーそれぞれが考える「B.I.G」の魅力を発表した。
ベンジはヴォーカル担当ということで「『B.I.G』の魅力はやっぱり歌ですよね！」とアカペラで澄んだ歌声を披露。

　ゴンミンは「韓国アイドルの中でNo.1の汗です！」とワイルドな男らしさをアピールしながらも、なぜか愛嬌をリクエストされ、「ゴンちゃん、おなかがペコペコ～！」という可愛らしいセリフでファンを喜ばせた。
ジェイフンは「5年ぶりに黒髪にしました！」と自身のヘアスタイルを紹介し、ファッションアイコンとしての顔を見せる。さらにベンジのビートボックスをバックにシャープなダンスを披露し会場を沸かせた。

　その雰囲気を引き継ぎ「ラップを準備しました！」と張り切るミンピョだったが、緊張からかちょっと失敗。「本番の公演でお見せします！」とシャイな一面を見せた。ヒドは「マンネ（末っ子）が魅力です！」と自信たっぷりに告げ、盛り上がる兄さんたちからのリクエストを受けてラップも披露してくれた。

　会見当日はバレンタインデーということで、「どんなシチュエーションで女の子に告白したいですか？」という記者からの質問を受けたメンバーたちが、会場のファンを彼女に見立てて告白シーンを演じる場面も。
ヒドは情熱的にラブソングを歌いあげ、ミンピョは「直接は渡せないので、彼女のカバンにこっそりプレゼントを入れます。」とここでも恥ずかしがりな性格を見せる。
ゴンミンは「君のために作りました！」と手作りのチョコレートを渡すという爽やかな告白シーンを演じてファンからの賞賛を得た。

　ベンジはというと、恥ずかしいのを隠して「お前が好きだ。」と少しそっけなく言い放つのがかっこいい、とツンデレ男子なキャラクターをファンに披露した。
最後はメンバーから「ベスト・ボーイフレンドです！」という声が上がるリーダー、ジェイフンが登場。
期待が高まる中、隣に座っていたミンピョに突然抱きついてキスをする仕草を見せると、客席からの黄色い歓声に包まれた。
記者会見の最後にはメンバーからファンへのメッセージが伝えられた。

　ベンジが「今回の日本での公演で達成したい目標を決めて、本気で来ています。かっこいい姿をたくさん見てください」と話し、ゴンミンからは「ステージは僕たちだけで作るものではないので、ファンの皆さんが僕たちに期待してくれるのと同じように、僕たちも皆さんと会ってどんなステージになるのかを楽しみにしています」という期待感が語られた。
「僕たちの日本活動が本格的に始まりますが、これから先もっと大きく成長した姿を見せることができるようになった時、今日ここにいる皆さんにもぜひ一緒に見てもらいたいです」という熱い初心をジェイフンが告げた。

　ミンピョは「公演を本当に楽しく準備しましたので、たくさん来てくれたらありがたいです」とシンプルな言葉で誠実な気持ちを伝えると、最後にヒドが「遊びに来るような感覚でステージを見に来て欲しいです」と締めくくった。
記者会見終了後間もなく、4月3日まで続く単独ライブの定期公演の記念すべき第1回目が開演となった。

　ライブでは「B.I.G」のオリジナル楽曲に加え、バラエティに富んだカバー曲や、ベンジとヒドのソロステージ、ゴンミンとミンピョによるスペシャルユニットでのパフォーマンスなどが披露され、「B.I.G」の多彩な魅力がぎゅっと濃縮されたような盛りだくさんの内容に、ファンも絶え間なく歓声をおくった。

　ライブ中のMCタイムには、メンバーからのクイズにファンが答え、正解したファンにはサプライズプレゼントが贈られるというイベントも開かれた。

　ベンジからの「移動の車に乗って、最初に寝てしまうメンバーは？」という最初の問題の答えは、リーダーのジェイフン。ゴンミン、ミンピョ、ヒドの弟チームは携帯ゲームで遊んでいて、ベンジは音楽を聴いているけれど、ジェイフンは真っ先に寝てしまうという車中の様子を明かし、正解者にはステージドリンクの水とハグが贈られた。
2問目はゴンミンから出題。「メンバーの中で1番毛深いのは誰ですか？」という問題に「ゴンミン」と答えて正解したファンは、ハグをしてぐるぐる回されるという貴重な触れ合いを経験した。

　ジェイフンは「メンバーの中で1番いびきがひどいのは誰だ？ヒドじゃなくて！」というダジャレを交えた問題を出した。「ベンジ」と答えたファンが正解となったが、当のベンジは「部屋が一緒で隣に寝ているゴンミンもいびきがうるさいです！」と反発。さらに「ミンピョは寝ている時クチャクチャ言っている」「ジェイフンは口を開けて寝ている」とメンバー同士の暴露タイムに発展してしまい、会場は笑いに包まれた。

　MCの中で、メンバーの日本語が足りない部分は客席のファンがフォローし、メンバーたちも最後まで自分たちの言葉でファンを心から楽しませた。
アンコールでは客席の後方から登場してファンを喜ばせた「B.I.G」のメンバーたち。

　最後のあいさつに会場に集まった全員で声を合わせて「B.I.G！」と叫んでこの日のステージを締めくくり、日本での本格的な活動のスタートをきった。