写真=SBS「テバク」制作発表会のようす(画像:news1)
写真=SBS「テバク」制作発表会のようす(画像:news1)
一喜一憂とは、まさにこのことだろう。「テバク」の視聴率が「上がったり下がったり」を繰り返している。制作関係者だけでなく、チャン・グンソクのファンもハラハラしていることだろうが、4月26日に放送された第10話では再び視聴率が上昇気流に乗ってきた。

チャン・グンソク の最新ニュースまとめ


■韓国では視聴率競争が注目のマト
 日本でもドラマの視聴率が話題を集める。特に、人気俳優が主演しても視聴率がサッパリだと大きなニュースになってしまう。視聴率競争というのは、視聴者にとっても面白いネタなのである。

 韓国の場合は、もっとその傾向が強い。競合するドラマの視聴率は逐次、ネットニュースで大々的に報道される。

 まるで国民の共通の関心事であるかのような扱いなのだ。さすがに、ドラマが大好きなお国柄である。

 そして、この春に話題を集めているのが、「月火ドラマ」の攻防である。なにしろ、熾烈な視聴率競争を繰り広げている地上波3局(KBS、MBC、SBS)が、偶然にも3月28日に新しいドラマを同時スタートさせたからだ。そのドラマとは、「テバク」(SBS)、「町の弁護士チョ・ドゥルホ」(KBS)、「モンスター」(MBC)の3作品である。

 「町の弁護士チョ・ドゥルホ」は大物俳優のパク・シニャンが弁護士となって大活躍するドラマで、「モンスター」はカン・ジファン主演の復讐劇である。そして、「テバク」はチャン・グンソク主演の本格派時代劇だ。


■視聴率が上下に変動する「テバク」
 3つのドラマの中で、最初は『テバク』が首位を奪ったが、第4話から「町の弁護士チョ・ドゥルホ」がトップを取り返し、以後は同ドラマが首位を守っている。視聴率も12%台をずっと維持している。

 「モンスター」は三番手が定位置であったが、「テバク」の視聴率が下落したときに、かろうじて2位に浮上することがある。いずれにしても、8%台前半の視聴率はまったく変わらなかった。

 これらの2つの作品に比べても、視聴率がかなり大きく変動しているのが「テバク」である。

 第2話では最高の12.2%を記録したが、第3話から下がり始めて、第6話で8.4%になった。

 そこから一転して第7話では9.1%に上がったが、上昇気運は長続きせず、第9話では8.0%となって過去最低となってしまった。「モンスター」にも抜かれて、最下位となったのは残念だった。

 とはいえ、第9話は本格派時代劇としてストーリーが大きく動きだし、とても面白くなっていた。数字には結びつかなかったが、この内容ならば「次回からの視聴率アップも可能」と思われた。

 さて、結果はどうだったであろうか。

■首位を追う態勢が整った
 4月26日に放送された第10話を見てみよう。

 首位を走る「町の弁護士チョ・ドゥルホ」。前話より0.1ポイント下がって12.6%という視聴率だった。

 「モンスター」は前話より0.1ポイント上がって8.2%という視聴率。相変わらず8%台前半という数字は変わらない。

 そして「テバク」。第9話の視聴率は8.0%であったが、第10話は0.9ポイント上がって8.9%になった。1%近くも視聴率を上昇させたというのは朗報である。これで勢いがつくことは間違いない。

 確かに、物語の中盤に入って、「テバク」がますます面白くなってきた。厳しい修業の末にたくましくなったテギル(チャン・グンソク)も宮中に出没して存在感を示し、ドラマが華やかになってきた。

 全体的に右肩下がりになっていた「テバク」の視聴率だが、第10話の上昇を機に一気にアップしていくことも十分に可能だろう。

 今後、首位を行く「町の弁護士チョ・ドゥルホ」にどこまで迫れるか。第11話以降の展開に期待したい。

文=「ロコレ」編集部(ロコレ提供)

Copyrights(C)wowkorea.jp 0