写真左より=K(ケイ)、ユンナ、キム・ウジュ(金宇宙)
写真左より=K(ケイ)、ユンナ、キム・ウジュ(金宇宙)
韓流が日本と中国、そして東南アジア地域に旋風を起こしてから、すでに数年が過ぎた。

キム・ヨンジ の最新ニュースまとめ

ペ・ヨンジュン、チェ・ジウ、リュ・シウォン、チャン・ドンゴン、イ・ビョンホンなどが主導した韓流熱風は、本当にものすごいものだった。日本では韓国ドラマ『冬のソナタ』に魅了された主婦視聴者たちが、日本国内の韓流熱風を呼び起こした。韓国の飲食店の売上が急増したのはもちろん、韓国に対する日本の主流社会の認識まで変わった。

そんな点から、韓流スターたちは韓国文化の優秀性を東アジアに広く知らせた先駆者たちだ。彼らががんばったおかげで、韓国と他の国の距離も大きく縮まった。

過去には誰が日本で活躍したのだろうか。

今はゴスペル歌手として活動している歌手イ・ソンエ(李成愛)は、“元祖韓流”の代表者として挙げられる。彼女は歌手ナムジンの『カスマプゲ(胸がせつない)』をリメイクし、日本で高い人気を博した。イ・ソンエの後を追いケ・ウンスクとキム・ヨンジャが日本の舞台で活発的に活動した。

彼女たちは主にトロット(演歌)系歌手という共通点がある。どうしても、日本の音楽界が“演歌”の伝統が強いため、進出初期に人気を得ることに有利だったという分析が大きい。

最近、日本国内の韓国ドラマ人気が下降気味になりながら、韓流の中心は俳優から再び歌手の方に移りつつある。現在、日本で活動中の歌手の中で、最も人気を博しているミュージシャンはBoA(ボア)だ。日本で幅広い固定ファンを確保したおかげで、新曲を出すたびに音楽チャートのトップ圏にランクインする。
しかし、実力だけで日本の音楽市場に挑んでいる韓国人歌手は、BoA以外にも複数いる。

K、ユンナ、キム・ウジュ(金宇宙)は、韓国よりも日本での方がはるかに有名である。韓国では聞きなれない彼らの歌が、日本のファンを熱狂させている。彼らは日本語も流暢に使いこなす。

Kは、現地専門家たちから「天国から聞こえる甘い歌声」を持っているという評価を得ている。昨年3月にTBS人気ドラマ『H2』の主題歌でデビューした。デビューシングル『Over…』はオリコンチャート5位にランクインし、強烈な印象を残した。同年11月に発表した『Only Human』は、ベスト10に7週間ランクイン。シングルではない、初のアルバム『Beyond the Sea』も、30万枚のビッグヒットを記録し、アルバムチャート2位に上がった。デビュー後わずか1年半後に開かれた彼の初の全国ツアーは全て完売した。

日本メディアは、ほとんどが力強いキャラクターとして認識されている韓国人男性と異なり、Kの高音と美しい歌声を持っている点を高く評価している。幼い頃から身につけてきたゴスペルとR&B、クラシックを通じて音楽の幅を広めたことも成功の要因に挙げられる。

ユンナ(韓国名:コ・ユナ)は今年18歳で、日本で活動している韓国人歌手の中で、最も若い。デビューはKよりも1年早い2004年。フジテレビドラマ『東京湾景』の挿入歌だった。
今年の7月、韓国内のある放送局がユンナを主人公にした5部作のドキュメンタリーを放送し、韓国でも認知度が高まった。

よく“第2のBoA”として紹介される彼女は、爽快でありながら力強い歌声とピアノの実力、そしてシンガーソングライターとしての能力で、関係者から高い評価を得ている。知名度の面では他の歌手たちに比べて劣るが、これからの活躍が期待される。

キム・ウジュは韓国芸術総合学校声楽科出身だ。昨年11月に東京で開かれた<韓流祭り>にゲストで招待されたのが日本デビューのきっかけになった。当時、可愛らしい容姿と透明な歌声で、歓声を浴びた。8月末に東京・渋谷で開かれたキム・ウジュのショーケースには、多くの日本人ファンが押し寄せた。

音楽界を中心にした“新・韓流開拓者”たちは、韓国での人気をバックに日本に進出した過去の世代とは異なり、日本市場だけを狙って、長い期間、徹底的に準備した。彼らは最初から日本ファンを念頭に置いて日本語を学び、日本のステージに必要な経験を積んでいる。

興味を引く解析もある。<四季シアターカンパニー>の芸術総監督であり、毎年イタリア・ミラノのスカラ座でオペラを演出する演出家でもある浅利慶太氏は、よく韓国人が持っている声の優秀性について述べている。

「アジアの中心にある韓国・中国・日本の3カ国の中で、韓国人が特に素晴らしい声を持っている。辛い食べ物を好む食生活がのどを強くしたのだろうか?イタリアで声楽を学んでいるアジア人の大多数も韓国人だ。世界はとても不公平だ」


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