一方、中国人、韓国人はいつ何が起こるかわからない不安定な中で生きていくために、常に気を張り、身構えていないといけません。そのため他人は疑ってかからざるを得ないのかもしれません。
日本のように相手を慮って譲歩したにも関わらず、それが外国の相手には弱腰に映り、どんどん攻められてしまうので、心してかからないとズルズルと譲歩することになりかねません。
日本の地方都市にチャーター機を飛ばすときのことです。年末でしたので、わざわざ外国の飛行機を飛ばすために税関、出入国管理、検疫の職員は休日出勤するのは嫌ですし、断ってもなんら問題がないのですが、東京から地方まで三回も来られてはしょうがないと、その誠意を認めしぶしぶ許可してくれました。韓国や中国でしたら、そんな誠意はそちらの都合だからとまったく相手にしてくれなかったに違いありません。
どうしても飛ばさなければならないのなら日本のように何日もかけ地道な努力をする方法を取らず、多少高価でも相手が欲しがる物を渡せば一気に解決できます。何も高価な物でなくとも相手の必要な物であれば効果てきめんでした。交渉相手に当時流行りのMP3プレイヤーをお土産に贈ったときは、彼の娘がちょうど欲しがっていたのでグッドタイミングでした。
文=権 鎔大(ゴン ヨンデ)
出典=『あなたは本当に「韓国」を知っている?』(著者/権鎔大 発行/駿河台出版社)
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