パク・ギウン の最新ニュースまとめ
約2年半ぶりとなる来日イベントは、パク・ギウンの帰りを待っていたファンたちとの特別な時間となり、入隊中のエピソードや最近出演したドラマについてなど、幅広い内容を語った。またプレミアムイベントというタイトルだけあって、今回のイベントには豪華特典が盛りだくさん。握手、ハグ、ツーショット撮影なども行われファンには大満足の時間となった。
正面ドアが開き、ステージ中央まで歩いてきたパク・ギウンがライトで照らされると、この瞬間を待ちわびてきたファンからは大歓声が上がった。パク・ギウンはイベントの始まりとして「告白します」を披露。同曲はバラードであるが、2年半ぶりのファンとの再会がとてもうれしいという感情を表すように、終始幸せそうな笑顔を浮かべて歌った。ファンもペンライトと手拍子で応援、そんなファンにパク・ギウンは親指と人差し指でハートを作り愛情を示した。
歌が終わると「こんにちは、パク・ギウンです。見慣れたお顔もたくさん見られますね。僕を忘れず会いに来てくれてありがとうございます。今日は皆さんに初めて会うかのようにドキドキしていますが、楽しい時間を過ごしたいです」とあいさつした。ここでMCから「ファンの皆さんがギウンさんに伝えたい言葉があるんですよね?」と促すとファンは大きくうなずき、あらかじめ練習していた「ギウンシ~!ポゴシポッソヨ~!」(=ギウンさん、会いたかったです)という言葉をパク・ギウンに声を合わせて伝えた。パク・ギウンも笑顔で「僕も会いたかったです」と日本語で答えた。
トークの時間はまずファンが一番気になっていた軍入隊の話題へ。パク・ギウンは北漢山(プッカンサン)という国立公園のエリアで生活していたといい、「誰もが入れるところではなかったんです。人がいませんからそこですっぽんぽんで泳いだりもしました(笑)犬も放し飼いで飼ったり、都心では見られないような動物もたくさんいました」と話してファンを驚かせた。
主な業務は警察のサポートで、デモ隊をおさえる役割などをしていたといい「人と人ですから感情的になることもあって。時にはデモをしている方に、顔につばを吐きかけられることもありました。僕は大丈夫でしたが、大きなけがをする仲間もいました。そして残念だったことは約2年間皆さんに会うことができなったこと。とても会いたかったです」と苦しかった当時についても触れた。
さらに服務中でも日本のファンからたくさんのプレゼントをもらっていたことに触れ、「クリスマスやハロウィンにはリースや飾りを送ってくださり、許可をもらって部屋に飾っていました。日本のお菓子は後輩に人気がありましたし、指揮官は日本のコーヒーを気に入っていました。日本のファンの皆さんのプレゼントのおかげで上官に可愛がってもらえました(笑)」とエピソードを披露した。
また除隊日には日本からも多数のファンが出迎えた。「その日は韓国では旧正月の休みで、韓国の人もなかなか来るのが難しい日でした。ですので期待もしていなかったのですが、日本からもたくさんのファンの方が来てくれて本当にうれしかったです」と当時を懐かしんだ。そして軍生活を「僕は高校を卒業してからずっと役者だけをやってきましたが、それ以外の生き方をできたということは良い経験になりました」と感慨深げに振り返った。
パク・ギウンは除隊後すぐにドラマ「モンスター」に出演。同作の選択理由は「監督とお互いよく知っている間柄であったし、この作家さんの作品をやってみたいと思っていたんです」と打ち明けた。劇中パク・ギウンは韓国最高の企業のト・ゴヌ役を演じた。役柄については「最高の企業のトップの地位を手に入れるためのプロセスや、一人の女性の愛を得るために奔走する役です。とても悲しいキャラクターなので演技しながら胸が痛かったです」と語った。
また役にハマってしまうタイプだというパク・ギウン。過去「フルハウスTAKE2」のウォン・ガンフィを演じた時には「性格が本当に明るくなったんです。愛嬌も増えたし、それまで指輪とかしたことがなかったのに、アクセサリーにも関心を持つようにもなって。僕の性格自体が変わりましたね」と明かすとファンも驚きの声をあげた。ガンフィを演じる際に監督から「『BIGBANG』のG-DRAGONと『SUPER JUNIOR』のヒチョルを足したような感じでと言われたんです。最初は理解できませんでした(笑)」としながらも「SUPER JUNIOR」に話が及ぶと「イェソンと仲がいいんですが、彼も今日本にいるらしくて。今大阪だと言われたのでいつ東京に来るの?と聞いたら明日だと言われました。明日は僕がソウルに帰るんですが…(笑)」とすれ違いを残念がった。
トークタイムの後はパク・ギウンの私物をかけた○×クイズのコーナーへ。特にこの日提供されたプレゼントの豪華さにファンも大喜びした。軍生活中ずっと愛用していたというタンブラーや、軍人の必須アイテムだといいずっと使用していた腕時計、バラエティ番組「心臓が跳ねる」で消防隊員として撮影中実際に着用していたユニフォームなど貴重なものばかり。「タンブラーは軍服務中、日本の大使館を守りに行ったときに近くのスタバで買ったものです。それからずっと使っていました。時計は日焼け止めクリームがついたり汗をかいたりで裏が汚いです(笑)」という裏話も公開すると、これにはMCも「こんなに豪華なプレゼントを出してくれる方なかなかいないですよ」と驚きを隠せない。
同コーナーでは単純な○×コーナーのほか、この場でパク・ギウンが挑戦してできるかどうかという○×クイズも用意されていた。フラフープ20回に挑戦した時にはあっという間にフラフープが床に落ちてしまい、その様子にファンは爆笑。ヤクルト10本を30秒で飲む挑戦の時にも、途中で吐き出しそうになる姿にまたまた会場は笑いでいっぱいになった。クイズでは日本に来たら必ず行く場所は東急ハンズ、コーヒーはブラックが好き、朝起きて一番にすることは気管支に良いトラジ(せんじ薬のようなもの)を飲むことなど、日常についても教えてくれた。ファンからの質問を受けつけるコーナーでは男の子を指名。ずっと応援してくれているファンで「入隊中も手紙を送ってきてくれていたよね」と男の子の隣まで行き、笑顔を見せた。初めて会った当時は10歳、今は13歳になったというその男の子からは「僕を日本の弟にしてください」という何とも可愛らしいお願いが。パク・ギウンは「もちろん!でもその代わり僕のことも本当に韓国のお兄さんだと思ってね」と愛情を込めて肩を抱いた。質問コーナーの後にはファンの要望で急遽フォトタイムも実施。後ろの席のファンのためにとステージから下りて客席の中まで入っていき、ファンを喜ばせた。
イベントの終盤にはファンへの感謝の気持ちを込めた手紙を読み上げた。「除隊してから休むことなく長期間のドラマ撮影に突入し、終わる頃にはとても疲れていました。しかし、早くこれを終えて皆さんに会いに行くんだという思いで頑張ることができました。僕はそんなすごい人でもなく、ただの演技をする人です。こんな僕を支持してくれる皆さん、本当にありがとうございます。皆さんからもらった愛が余りにも大きいので、その恩をすべてお返しするということはできないと思います。しかし、皆さんからの応援を忘れず、いつも最善を尽くします。もう離れることはありませんから、これまで会いたかった気持ちの分だけ大切な時間をたくさん作りましょう」と語りかけた。パク・ギウンの言葉を聞いたファンの中には涙を流す姿も見えた。
最後は福山雅治の「家族になろうよ」で美声を披露、「この後会いましょうね!」とステージを後にした。その後はファンとの握手会、ツーショット撮影、ハグ会で近い距離で触れ合った。イベント終了後に感想を聞いてみると「僕が記憶していた方もたくさん来てくれてうれしかったです。久しぶりに会えてうれしい気持ちと、時間がとても早く過ぎてしまい残念な気持ちとの両方があります」と話してくれた。
イベントは2年半この時間を待っていたファンとの再会を心から待ち望んでいたパク・ギウンの温かい気持ちが感じられる時間となった。現在いくつかの出演オファーを受け次回作を検討中だというパク・ギウン。早いうちに新たな作品でまた素晴らしい演技を見られる時が楽しみだ。
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