ソ・ジュニョン の最新ニュースまとめ
会場にBGMが流れるなか、客席袖から颯爽と登場したソ・ジュニョン。手を振りながら会場をぐるりと一周し「今日は一緒に楽しみましょう!よろしくお願いします!」と、日本語であいさつした。
久しぶりの日本でのファンミーティングということで少し緊張している様子のソ・ジュニョン。「とても緊張しがちです。ドラマの撮影現場では役を作りこんでいくので、周りからは緊張しているように思われないけど、実はすごく緊張しています。腰が痛くなるほど緊張することもあります(笑)」と、いつもの落ち着いた表情からは想像もできないエピソードに会場のファンを驚かせた。
趣味が料理ということで、普段どれぐらい料理をするのか聞かれると「若い頃からひとり暮らしをしています。朝ご飯は必ず食べるタイプなので、前日すごく遅く帰ってきても、1時間ぐらいしか寝られなくても朝ご飯の準備をして、次の日は朝ご飯を食べてから出かけます」と、健康的な食生活を心がけていると話した。「夜はお酒をよく飲むので、おつまみを作って友達などに振る舞うこともあります。パンにチーズなどをのせたピザなどを作ります」と、料理上手な一面もみせてくれた。
トークコーナーでは、デビュー後からの俳優人生を出演作品とともに振り返った。
まずソ・ジュニョンというのは本名ではなく、デビュー作となったドラマ「悲しき恋歌」のミュージックビデオでの役名からつけている理由を明かした。「本名よりも“ソ・ジュニョン”という名前のほうが現代的に感じました。本名は僕のひいおじいさんがつけた名前ですので、100年前に流行っていた名前なのではないかと思います(笑) トレンドは回りまわってくるものなので、またいつの日か本名を使う日がくるかもしれませんけどね」と、芸名に隠された秘話を語った。
自身にとってターニングポイントとなったという、2010年の主演映画「Eighteen ~旋風~」について聞かれると「このまま演技を続けていいのか悩んでいたときにこの作品に出会い、実際に演じてみることで何か心の中で変わる瞬間がありました。この作品に出たことで、その後の変化を吸収できるようになった、そんな作品です」と、当時の気持ちを打ち明けた。
さらに会場に集まったファンからの質問に答えるQ&Aコーナーも用意。「車の運転中に聴く曲や口ずさむ曲はありますか?」という質問には「若い頃にあるきっかけで好きになって、実の姉の結婚式にも呼んで歌っていただきました。本来はお祝いで歌ったり、タダで歌ってくれることはないんですが、本当にファンだということを伝えたら快く引き受けてくれました」と、韓国の歌手パク・ヘギョンの名前を挙げた。
10代の少年からは「俳優になってよかったことは?」という質問が。「まず自分が生きたことのない人の人生を生きられるということですね。そして、今日のようなイベントを開けられるのももちろんうれしいです。(俳優になれば)勉強しなくていいと思っていたけど、将来何になるにしても勉強は必要です。違う人の人生を生きるというのは簡単なことではないので、僕もコツコツと勉強しています」と、ソ・ジュニョンの誠実さが垣間見える真剣な答えに会場からも拍手が沸き起こった。
プレゼントタイムでは、ドラマの台本や撮影で使ったネクタイピンなどの貴重な私物をプレゼントし、ファンとの交流を楽しんだ。さらにイベント終盤には、自身で作成した映像をスクリーンに流しながらキム・グァンソクの「30の頃に」という歌を披露し、感極まって目を潤ませる場面も。間奏部分では「前だけ見て走りさえすればいいと思っていた。そうすればいいと思っていた。20代を過ごしてきて何より大切なものを得ることができた。僕はこれから違うこと、違う年代を経験するはず。20代とはまた違う経験が僕を待っている。だから楽しみたい。ちょっと寂しい気もするけど」と、日本語で今の心境を語った。
最後に「今まで俳優は演技だけしていればいいと思っていましたが、今回のファンミーティングの準備をしながら色々感じて、演技は自分ひとりでするものではないと強く感じました。20代は1日も休まずに走り続けたといっても過言ではないと思います。20代については後悔していません。僕にとっては宝物のような作品ですし、みなさんとの距離を縮めてくれた作品でもあります。これからも頑張ります。今後はもっとファンのみなさんに会える機会を増やしていければと思います」と、今まで支えてくれたファンへの感謝の気持ちを伝えて、入隊前最後のファンミーティングは終了した。
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